emma、がむしゃらだった20代を経てアパレルブランド経営へ 「ViVi」専属モデル卒業がキャリアのターニングポイントに

インタビュー
2025年4月17日 12:00

■30代は「自分にフォーカスした生き方を」

――親友・新木優子さんとの対談も収録されていました。新木さんにオファーされた理由を教えてください。

ゆんぴょ(新木)とは、元々事務所と年齢が同じで10年来の仲なんです。本作は(立花)恵理もそうですけど、自分が10年間培ってきた人間関係やコミュニティがある人たちと作りたいという気持ちがあったので、プライベートでも仲が良いゆんぴょにオファーさせていただきました。

ただ、今まで一緒に撮影したことはあるので、いつもとは違う形でなにかやりたいと思っていて。普段からゆんぴょは写真を撮るのが好きでプライベートでもすごく上手に撮ってくれるので、今回はフォトグラファーとしてお願いしました。


――新木さんが撮影したemmaさんは、いつものモデルとは違う魅力がありました!

朝からカメラを3台も首から下げて、公園で寝転びながら撮ってくれて、ゆんぴょの本気を感じました(笑)。すごくいい写真ばかりだったのでセレクトするのが大変でした。本当はもう少しページ数が少なかったんですけど、撮ってくれた写真が素晴らしすぎたので急きょページ数を増やして、たくさん掲載させてもらったんです。

あとは、いま1番大切な存在の私の愛犬をゆんぴょが撮ってくれたのもうれしかったです。思い出になる撮影でした。

『HERE I AM』収録カット
――昨年30代を迎えられました。20代と比べて心境の変化などはありましたか。

20代は毎日がむしゃらに仕事をしていました。自分のためというよりは、家族やファンなど周りの人のためという意識が強かったですね。性格的にも、人にどう見られているかが重要だったし「モデルとしてこう見られたい」っていう意識が強くありました。

でも30代は、もっと自分にフォーカスした生き方をしたいと思うようになりました。自分がどう思うかを1番に考えて、自分のために生きたいと思っています。あとは、物事への責任感が強くなった気がします。今はモデル業だけでなく「ER」というアパレルブランドを経営している側でもあるので、自分1人では生きていけないと学ぶことも多くて、仕事への姿勢がよりストイックになったと思います。

――モデルとして10年以上第一線で活躍されていますが、ターニングポイントとなる出来事はありますか?

やっぱり7年半専属モデルを務めた「ViVi」の卒業ですかね。学ぶことも多かったし、自分にとって青春の場所だったので、離れる時はとても悩みました。あと、卒業のタイミングが丁度コロナ禍だったっていうのも勇気がいりました。安心感がある場所に甘えない道をあえて選んだあの時の勇気は自分でも褒めてあげたいです。その経験があったからこそ「ER」が生まれたとも思うので、次のステップに進むためにはいいターニングポイントだったと思います。

――最後に改めて本作の見どころをお願いいたします!


モデルという職業柄、キラキラしたイメージを持たれることが多いのですが、年相応に悩んだり葛藤したり落ち込んだりして、いろんなことにもがきながら30歳になりました。失恋や肌荒れなど、ここまで言って大丈夫かなってぐらい赤裸々にいろんな話をしているので、誰かのなにかのきっかけになればいいなと思っています。もちろんビジュアルで楽しんでいただいてもいいですし、エッセイは背中を押せるような内容になっていると思うので、ぜひそこをチェックしていただければうれしいです!

 『HERE I AM』(SDP)は、4月18日(木)発売。

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