中丸雄一、サインペンから始まった自身の絵がアニメ化 最初は気味悪い絵ばかり→マネージャーの言葉で方向転換
■豪華キャストとの共演で感じた“プロの現場”
――先ほど、マネージャーさんから「かわいいキャラクター」という要望があったと伺いましたが、中丸さんが絵を描く時に大切にしていることを教えてください。
中丸:根本的には自分の中のストレス解消なんですけど、雑誌に載るとか4コマ漫画になって社会的意義があるものになるかもしれないとか、そういう要素を持ってからは「1mmでも楽しんでもらいたい」という気持ちで描いてました。都市伝説みたいに自分が面白いと思う要素も入っているので、それに共感してもらえたら1番うれしいですね。
――本作できっくんの声優を務めている中丸さんの脇を固めるのは、つんつん役の南條愛乃さん、もぐら役の大塚明夫さん、いか役の杉田智和さん、歯くん役の仲村宗悟さんたち豪華声優陣です。収録は皆さんそろって実施されているそうですが、ご自身の絵が動いている様子や声が吹き込まれる瞬間を見た時はいかがでしたか?
中丸:めちゃくちゃ感動しました! 今は絵を描く時にタブレットを使っているんですけど、最初の頃は言わば落書きの延長みたいな感じで自分の机で鉛筆とサインペンを使ってアナログで描いていたんです。自分なりに丁寧に描いてはいましたけど、サインペンで描いたキャラクターが、超一流の声優さんに命を入れてもらって動いてるのを見ると、独特の感動を覚えましたね。
――プロの声優さんたちと一緒に収録を行う環境は、ワクワクしますか? 緊張しますか?
中丸:ワクワクしながらやってますけど、声優のお仕事の経験が数えるほどしかなくて。環境的にはプロの方たちの環境なので、テンポがめちゃめちゃ早い中で半ば混乱状態でやってました(笑)。ただ、皆さん経験豊富なので教えていただいたり僕がセリフの言い方を間違えてしまっても後のやり取りで自然にフォローしてくださったりして、なんとか形にできました。
僕が思ってる以上にライブ感がありますね。声優さんも遊び心があるのか、いろいろと試したりもしていて、テストと本番で違う表現をして収録が終わった後にみんなで笑うなんてこともありました。セリフは変えないんですけど、表現の仕方や言い方を工夫されていることもあって、こういう感じで作るんだなと思いました。
ショートアニメ『地球大好き!きっくん』 キービジュアル (C)2026 中丸雄一/きっくん製作委員会
――「声優さんってすごい」と思った具体的なエピソードはありますか?
中丸:録る工程として、まずテストをするんです。その時に初めてアニメーションがどういう感じだとか、キャラクターがどういう動きでどんな表情をしているかを知るわけです。初見で声を当てたテストが終わると、すぐに本番になるのですが、その時点ですでに完成していて。僕の感覚だと「テストをあと2回か3回やった方がいいんじゃないか」って思うんですけど、皆さん慣れているのか、1回見て把握して、イメージで声を当ててジャッジして。本番の1発目で完成されたものを当てるスピード感に驚きました。
大塚さんにどうやっているのか聞いたところ、大塚さんは映像の一部が視界に入っていれば台本でセリフを確認しながらでも自分の喋るタイミングが分かるらしいです。素人だと「台本と映像のどっちを見ればいいの、台本を読んでたら喋るタイミングが分かんないじゃん」って感覚になるんですけど雰囲気で感じるらしいですね。
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