佐野勇斗、『トイ・ストーリー5』声優に強い責任感 大好きだからこそ「裏切らないように」

インタビュー
2026年7月7日 11:00
佐野勇斗、『トイ・ストーリー5』声優に強い責任感 大好きだからこそ「裏切らないように」
佐野勇斗 クランクイン! 写真:松林満美

 芸能界で一番『トイ・ストーリー』が好きだと兼ねてから公言してきた俳優・佐野勇斗。10年を超える俳優生活の中で、着実にキャリアを重ね、ついに今回『トイ・ストーリー5』で重要な役どころに抜てき。新キャラクターでトイレ・トレーニング用の“ハイテクおもちゃ”のスマーティー・パンツの日本版声優を務める。夢をかなえた佐野に今回インタビューを行ったところ、好きな作品に参加できたからといって、過剰に浮き足立つことなく、責任を感じながら収録に臨んだと語る。その姿からは、研鑽を積んできた彼のストイックさが垣間見えた。


■8割~9割を録り直した

 US本社のオーディションを経て、スマーティー・パンツ役を勝ち取った佐野。オーディション時は緊張はなかったと言い、「ずっと夢だった作品ではあるのですが、変に割り切っている節があって。めぐり合わせだと思っているので『ダメだったらダメかもね』と思って、自分ができることは全部やり切りました」と後悔なくオーディションに臨めたと明かす。

スマーティー・パンツ 映画『トイ・ストーリー5』場面写真 (C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
 そんな佐野の芝居は、声優初挑戦とは思えない仕上がり。吹替演出を担当した鍛冶谷功も「二枚目ボイスを自ら進んでかなぐり捨てて、全身全霊で演じてくださった佐野さんの深い深い『トイ・ストーリー』愛に心を打たれました!」と称賛するほどで、一緒のシーンが多いジェシー役の日下由美ら、『トイ・ストーリー』と長い時間を歩んできたベテラン勢に引けを取らない芝居を見せている。

 演じるにあたって意識したことを問うと、「言葉で表現するのがすごく難しい」と言いつつ選んだ言葉は「『トイ・ストーリー』っぽいかどうか」だった。30年以上大切に育てられた世界観に溶け込めているか。強い作品愛があるからこそ、自分へ厳しい目を向けて役を作り上げていった。

 「『トイ・ストーリー』の色は自分が一番理解していると自負していて。ずっと見てきたから、すぐにつかめるだろうと思っていたんですけど、いざ声を当ててみると、すごく難しかったんです。どこが違うのかを説明するのも難しいのですが、とにかく『トイ・ストーリー』っぽくない。それは何度も思いました」とアフレコを振り返る。

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