“エアコン試運転”は早めが重要! プロが教える「エアコン待機者」にならない方法とは?
■正しい“試運転”の方法は?
まず、試運転を行う時期としておすすめなのは4月から5月。昨今は猛暑の影響で、6月は7月、8月に次いでエアコンに関する問い合わせ件数が増えているため、エアコン待機者にならないためにも早めのチェックを心がける必要がある。
そして、「パナソニック」のエアーマイスターである福田風子氏によると、エアコンの試運転は3つのステップが重要だと言う。
「エアコン試運転」マニュアル
1つ目は、電源を入れる前にブレーカーやコンセントにホコリがないか確認すること。エアコンのブレーカーが“入”になっていて、電源プラグやコンセント周りにホコリがたまっていると発火につながる場合があるため、電源を入れる前に必ず確認する必要がある。
続いて2つ目のステップとして、運転モードを“冷房”にして運転を開始。この時、温度設定は室内温度より3℃以上低くして運転を開始し、エアコンがしっかり動くまで30分以上は継続して運転し、様子を見ることが大切だ。
最後に、リモコンやエアコン本体に不具合がないかチェックする。運転を開始して冷たい風が出ればリモコンに異常はなく、さらに水漏れや異臭、異音がしないかなどでエアコンの不具合が確認できる。
よくある不具合ケースと対策法
これらの試運転を通して「冷たい風が出ない」、「すぐ止まる」、「エアコン本体から水漏れがする」などという不具合が見られた場合は、温度設定を下げて再度試したり、電源プラグを抜いてみたり、不具合に合わせた本体内部などのお手入れをする必要がある。
【「エアコン待機者の実態調査」】
調査期間:2023年2月28日(火)~2023年3月1日(水)
調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
調査対象:昨年エアコンを新規(追加)購入、または修理した全国の20代~60代の男女、昨夏エアコン冷房を利用した20~60代の男女 550名