エアコン“つけっぱなし”or“こまめに消す”どっちがお得? プロに学ぶ節約術をご紹介
暑さが厳しくなりつつある昨今、エアコンは絶対不可欠な存在。おうち時間の増加により、使用頻度も増えたかと思います。しかし「光熱費が気になってしまう」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、プロから学ぶエアコンの節約術について紹介します。
【写真】これだけ変わる!エアコンの光熱費
■つけっぱなしVSこまめに消す
パナソニックのエアーマイスター、福田風子氏
パナソニックのエアーマイスター、福田風子氏によると、エアコンは、こまめにオフにするより“つけっぱなし運転”のほうがお得になることがあるといいます。
そもそも、室内の温度が高いときにエアコンの運転をオンにすると、部屋を急速に冷やすために多くのパワーが必要になります。一度、室内を適温にすればつけっぱなしでも少ない消費電力でキープできますが、外出の度に運転をオフにしていては室温が外気温からの熱を受けて高温になるため、帰宅してオンにすると“強運転”となってしまい、消費電力が増えてしまうそうです。
“つけっぱなし”と“こまめに消す”ときの電気代の差異
その事実を踏まえ、パナソニックは、独自のアルゴリズムを用いて、同じ外出時間でも外気温条件によって、帰宅時の運転の消費電力が異なることに着目したシミュレーションを実施。
結果、冷房使用時において、住宅の断熱性、室内を熱負荷などの環境によるものの、外気温が35℃以上の“猛暑日”のような場合は、室温が上昇しやすく“つけっぱなし”運転がお得ですが、30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため“こまめに消す”運転のほうが電気代の節約になることがわかりました。
■節約のためにはエアコン掃除も大事!
エアコンの汚れは、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることにつながります。実際にエアコンフィルターを1年間掃除せず、パナソニック製品「F401D2」を使用したところ、フィルターの目詰まりで、年間約25%も電気料金が無駄になってしまう実験結果がでたそうです。また、パナソニックの実験結果では、フィルター掃除をすることで年間約1万円以上電気代を節約できることがわかりました。
そのため、定期的にフィルターを掃除することが、光熱費の節約には欠かせないといえます。エアコンのフィルターを掃除するときは、掃除機でほこりを取り除き、油汚れやたばこのヤニ汚れ、においが気になる場合は柔らかい布やスポンジで軽くふくように水洗いしましょう。
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