BTS、「Butter」以降も人気が衰えない理由とは? グラミー賞でも全力パフォーマンス
4月3日(日本時間4月4日)に、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された、第64回グラミー賞授賞式。世界を席巻するK‐POPグループの代表格となったBTSは、3年連続でグラミー賞授賞式でパフォーマンスを行いました。今回のパフォーマンスと、ノミネートされた最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞の結果を振り返りながら、彼らの人気の理由を探っていきたいと思います。(文=西門香央里)
【動画】第64回グラミー賞授賞式でのBTS
■スパイ映画のような演出で魅了
第64回グラミー賞授賞式開催前に発覚した、メンバーのジョングクの新型コロナ感染のニュース。「ジョングクは参加できるのか?」と心配されていましたが、無事に完治し7人全員での授賞式参加がかないました。
3年連続となったグラミー賞授賞式でのBTSのパフォーマンスは、日本時間の9時30分頃にスタート。黒いスーツに身を包んだジンが現れ、舞台で何やらボタンを操作すると、ジョングクが空中から、他のメンバーたちが客席から登場。Vが投げたゴールドカードをステージでジョンググが受け取るという演出から全員が舞台に集まると、「Butter」のステージが始まりました。
スパイ映画『007』のジェームズ・ボンドを彷彿(ほうふつ)させる演出と、BTSらしい全力のパフォーマンスで、BTSのファン“ARMY”たちはもちろん、授賞式に参加している多くのアーティストたちをも魅了しました。
■グラミー賞の行方は?
パフォーマンス以外でもARMYたちが気になっていたのは、「BTSが初のグラミー賞受賞がかなうのか?」ということではないでしょうか。今年は「Butter」が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされており、「今回こそ!」という期待を背負っていました。
結果、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞の受賞者は、「Kiss Me More」でコラボしたドージャ・キャット feat.シザに。残念ながらBTSは受賞を逃す結果となりました。とはいえ、世界の反応を見ると、まだまだ絶大な人気を誇る彼ら。その理由は、一体なんなのでしょうか?
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