BTS、「Butter」以降も人気が衰えない理由とは? グラミー賞でも全力パフォーマンス
■人気の理由は“共感力”
全世界的に大ヒットとなった「Butter」以降もいまだに人気の衰えないBTS。彼らが国境も言葉の壁も超えて全世界の人々を魅了する理由は、彼らと、彼らのファン=ARMYたちとの“共感力”と“つながり”にあるのではないかと思います。
例えば、BTSは授賞式直後にライブ動画配信を行い、ARMYたちに「今回グラミー賞をもらえればファンに恩返しできると思ってたけど、もらえなくて残念」と気持ちを伝えました。授賞式直後にリアルタイムで動画配信をすることで、ファンの心に寄り添ってくれたのです。
ジミンは「ARMYの皆さんのおかげでもう一度挑戦することができた」とファンに感謝の言葉を伝え、RMは「正直、気分が良くないのは事実」と吐露。SUGAは「(グラミー賞受賞を逃しても2回候補に上がったことに)悲しむことではなくすごいこと」、受賞はならずとも2回もグラミー賞にノミネートされた事に「貴重な経験をした」と話しました。
授賞式直後のライブ配信の中でメンバーたちが、自分たちの言葉で心の内を伝えてくれたことは、「すぐにでも彼らの気持ちを知りたい」と思っていたARMYたちを安心させたのではないでしょうか。
このように、常にファンに寄り添い、つながってくれるということは、彼らがどんなに大きな存在になっても、「自分たちと一緒にいるBTS」という気持ちをファンに持たせてくれるのかもしれません。“手の届かない人たち”ではなく、“私たちの横にいてくれる人たち”というのが、多くの人たちを惹(ひ)きつけてやまないBTSの魅力なのでしょう。
ライブ配信でRMは「今日は悲しいけど、明日は大丈夫。明日から気持ちよく過ごす」と話してくれた通り、このグラミー賞は、あくまでも彼らの通過点。
BTSは、現地時間4月8日(土)&4月9日(日)と4月15日(土)&4月16日(日)に、米・ラスベガスのアレジアント・スタジアムで「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE‐LAS VEGAS」を開催する予定で、すでに未来を見据えて動き出しています。これから、さらにワールドワイドに活躍していくであろうBTSを見逃さないようにしましょう。