ロイヤルホスト、初の「英国」フェアに込めた思いとは? 課題となったのは“らしさ”にこだわった味のバランス<取材レポ>

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2023年6月7日 11:45
ロイヤルホスト、初の「英国」フェアに込めた思いとは? 課題となったのは“らしさ”にこだわった味のバランス<取材レポ>
「美味しい英国」フェアで登場する「英国風ギャザリング・プラッター」  クランクイン!

 「ロイヤルホスト」は、6月21日(水)から、英国料理を提供するフェア「美味しい英国」を全国の店舗で開催。これまでハワイやイタリア、シンガポールなどさまざまな海外料理フェアを開催してきた「ロイヤルホスト」だが、意外にも英国料理のフェアは今回が初となる。クランクイン!トレンドは、本フェアの試食会に参加し、英国料理を「ロイヤルホスト」風にアレンジするにあたり課題となったポイントやフェア名に込められた思いについて話を聞いた。


■初の英国料理フェアへの思い

 今回開催される「美味しい英国」は、世界各国の料理を「ロイヤルホスト」風にアレンジし、新しい商品の発信・提案を目指す“フュージョン(融合)”企画の第2弾。英国の食文化を「ロイヤルホスト」風にアレンジし、英国の伝統料理や“ブリティッシュパブ”の雰囲気あふれる、今の季節にぴったりなメニューを楽しめるフェアとなっている。

 パブというと「お酒を飲む場所」を思い浮かべるかもしれないが、「ロイヤルホスト」がイメージしているのは「気軽に過ごせる社交場」。本フェアでは、英国ならではの料理を味わいながら、談笑したり、お酒を飲んだりと、「仲間と一緒に楽しいひと時を過ごしてほしい」との思いが込められているそうだ。

 そんな本フェア開催にあたり、課題となったのが“味付け”だという。というのも英国料理は塩やコショウのシンプルな味付けの料理が多く、調理法も「焼く」「蒸す」「揚げる」といったものばかり。一方の「ロイヤルホスト」は、しっかりした味付けが好まれる傾向があり、メニュー開発時は、英国料理の魅力を生かしつつも、「ロイヤルホスト」らしさを出すバランス感覚に苦労したそうだ。

 そして、その“らしさ”を表現するために、ドミグラスソースを隠し味に使ったり、本来の英国料理よりも濃い目の味付けにしたりと工夫を重ね、今回の「ロイヤルホスト」だからこそ作れる味わいにたどり着いたという。

ソースをつけるのはもちろん、そのまま食べても美味しいステーキ
 実際に本フェアの看板メニューともいえる「英国風ギャザリング・プラッター」を試食したところ、肉やソースのしっかりとした味わいがありながらも、英国料理らしいシンプルさも感じられた。また、1つのプレートにステーキ、チキン、パイなどメイン級のメニューが複数乗っているのだが、メニュー同士が主張し過ぎることなく、むしろそれぞれの良さを引き立てていることに感動…。これぞ「ロイヤルホスト」ならではのバランスのよさなのだろう。

オマール海老香るシーフードカレー付きの「英国風フィッシャーマンズカレー」
 このほかにも本フェアでは、ビールのおつまみに最適な「英国風PUB小皿」や、カレー風味の米料理「英国風フィッシャーマンズカレー」、平日ランチタイム限定の「英国風ブランチプレート」などを用意。中でも「英国風ブランチプレート」は、イングリッシュブレックファースト(朝食)をイメージしており、ほかメニューと比較すると手頃な価格で味わえる。

 最後にフェア名に「美味しい」とつけた理由を聞くと、漢字2文字だとイメージが伝わりにくいことに加えて、「ちょっと物足りなく感じた」ことが関係しているそう。当初は「英国巡り」や「旅する英国」などの候補もあったそうだが、商品開発が進む中で、今回並ぶ料理にふさわしいと、「美味しい」というワードにたどり着いたそうだ。

 そんな「美味しい」という名前の如く、美食がそろう本フェアは、6月21日(水)から9月下旬まで開催予定となっている。

【「美味しい英国」概要】
日程:6月21日(水)~9月下旬予定
場所:全国の「ロイヤルホスト」215店舗 ※一部店舗を除く

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