お台場に“没入型テーマパーク”誕生! USJ再建の森岡毅氏が太鼓判「ハラハラドキドキの度合いが違う」

特集・レポート
2024年2月29日 20:34
お台場に“没入型テーマパーク”誕生! USJ再建の森岡毅氏が太鼓判「ハラハラドキドキの度合いが違う」
イマーシブ・フォート東京オープニングセレモニーに登壇した森岡毅氏  クランクイン!

 完全没入体験が楽しめる世界初のイマーシブ・テーマパーク“イマーシブ・フォート東京”が、3月1日(金)にいよいよオープン。それに先駆け2月29日(木)にはオープニングセレモニーが行われ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させた立役者で、株式会社刀の代表取締役CEO森岡毅が本パークの魅力を語った。


■テーマパークの一歩先へ

 今回開業するイマーシブ・フォート東京は、全天候型の完全屋内型テーマパークとしても国内屈指の面積(約3万平米)を誇り、一日中完全没入できる12種類のアトラクションおよび6つの物販・飲食店舗を備えたテーマパーク。ヴィーナスフォートの跡地に誕生し、思わず目を見張る華やかで賑やかなヨーロッパの世界観に包まれる一方、アトラクションのテーマに合わせたダークでミステリアスなエリアも演出し、来場した人がまさにその物語の登場人物の一員、当事者になってのめり込む没入感を楽しめるのが特徴だ。

 オープニングセレモニーは、日本を代表する戦略家、マーケターで、経営危機にあったユニバーサル・スタジオ・ジャパンをわずか数年で劇的に経営再建させたことで有名な森岡氏のあいさつでスタート。イマーシブ・フォート東京の魅力を自らアピールした。

 まず森岡氏は、テーマパークは約半世紀にわたって大きな技術革新がなかなかされないままで、さらに多くのゲストを入場させ、同じような感動を体験させるのが現状のビジネスモデルであることを指摘。その上で難易度の高い「一人ひとりに違う体験を与える」ということに挑戦しようとしたのがイマーシブという形式を使った今回のテーマパークなのだという。

 「傍観者として楽しむ従来のライブエンターテインメントは、観客席やパレードルートでパレードを見るという形態で、それはそれで素晴らしいんですけれども、それでは成し得ないところにわれわれは挑戦したかった」「自分の行動や判断が物語に影響を与え、自分が物語の一部になる。あるときは重大な事件を目撃してしまう証言者として、またある時は自分がある1つの犯罪に関わってしまう当事者として…とこういう体験をするときのヒリヒリ感がイマーシブ体験の核になるのです」と森岡氏は話す。

 続けて「(イマーシブ・フォート東京)には従来のテーマパークでは成し得なかった領域の“ハラハラドキドキ”があります。ここは僕も1番強調したいと思います」と力説。「安全なところから眺めることでは味わえない、ヒリヒリとしたライブならではの一期一会の感動がここにあるということを追い求めてやってきています。わたしは今の段階で非常に面白いものができたという風に思っております」と自信をのぞかせた。

 さらにイマーシブシアターを10個以上集めたテーマパークは世界でも東京だけであることを強調。イマーシブ体験がピンと来ないという人こそ来てほしいとも話し、「多くの感情が芽生えます。それは自分にこんな感覚があったのかとすごく斬新な感動になります」と現状イマーシブ体験が普及していない日本中にユニークな感動を届けたいと語った。

 そんな森岡氏率いる刀が手掛けたイマーシブ・フォート東京は、どんなことができるのか?

次ページ:そもそもイマーシブシアターって何?

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