頭痛や食欲減退に注意! 秋バテ予防に役立つ「5分でできる簡単ヨガポーズ」【癒しの月ヨガ 最終回】
月の満ち欠けのサイクルに合わせて心身の乱れを自然体に戻す「癒しの月ヨガ」。最終回となる今回は、秋バテ予防に役立つアーサナ(ヨガのポーズ)をご紹介します。【写真=高野広美/ウェア協力=w.an.f (アンエフ)】
【写真で解説】秋バテ予防に試してほしいヨガポーズ
■秋バテ予防におすすめ!
これから要注意の“秋バテ” ※写真はイメージ
過ごしやすい秋は目の前ですが、夏と秋の境目にある今は、真夏の疲れが溜まり体調を崩しやすいタイミング。“秋バテ”に気をつけなければなりません。
空調機による全身の冷え、冷たくて美味しい飲食物による内臓の冷え、外と室内の温度差による自律神経の乱れ、それらがストレスとなって蓄積し、頭痛や食欲減退、無気力、睡眠障害を引き起こすと言われています。
そこで今回は、簡単にカラダと気分が整う「三日月のポーズ」をご紹介。新月以降の成長エネルギーが高まる時期におススメのポーズです。気持ちのよい秋に向けて、夏の疲れをリリースしましょう。
■今回のアーサナ:三日月のポーズ
三日月のポーズ(アンジャネーヤ・アーサナ)
胸を大きく開き、伸ばした手足と背面の形が三日月をイメージさせることから、日本語名は「三日月のポーズ」と呼ばれています。
最初に土台となる下半身を安定させます。股関節を開くことで鼠蹊(そけい)リンパ節が刺激され血液循環と老廃物の排出を促進。デトックス効果が期待できます。日々の練習で股関節の柔軟性が高まってくると徐々に骨盤がしずむようになり、下半身はより安定します。
次に、上半身を伸ばします。伸びをキープすることで全身の可動域や筋力を向上させます。“背中を反らすポーズ”だと勘違いしやすいですが、“背中を伸ばすポーズ”です(反らすと腰を痛める原因に)。全身に心地良い伸びを感じることができます。
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