冒頭から伏線が! 『ハリー・ポッターと賢者の石』を“もっと楽しむ豆知識”
■冒頭から、多数の伏線が!
冒頭からアルバス・ダンブルドア校長(リチャード・ハリス)が手にしている魔法アイテム、猫から姿を変えて登場するマクゴナガル先生(マギー・スミス)など、空想の世界でしか出会えなかったワクワクを存分に体験できるのが1作目の魅力でもあるだろう。『ハリー・ポッター』シリーズがどんな場所を舞台に、どんな相手と戦いながら進んでいくのかが明確に描かれ、観客をしっかりとウィザーディング・ワールドに引き込んでいく。
火消しライターは紆余曲折を経てロンの元へ 『 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』より 写真提供:AFLO
その一方で、公開当時はまだ知る由もないが、今だからこそわかる、続編に向かっての些細な伏線にも注目して欲しい。開始早々にダンブルドア校長が使用する魔法アイテム「灯消しライター」は、後にあることをきっかけにロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)の手へと渡る。そして『ハリー・ポッターと賢者の石』で見せる効果以上の効力を発揮するのだ。
■“ある人物”の名前をお見逃しなく
3週目まではハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)が主役のシリーズが放送されるが、4週目にして『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品『ファンタスティック・ビースト』シリーズの2作目にあたる『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が登場する。
『ファンタビ』まで気を抜けません! 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』より 写真提供:AFLO
実はこの2シリーズは、全く異なる時代のウィザーディング・ワールドを描いており、別の主人公によって物語が進行する。しかし忘れてはならないのは、『ハリー・ポッター』シリーズと『ファンタスティック・ビースト』シリーズの両作を観ることで、紐解くことのできるトリビアがたくさんあるというところだ。
特に、「4週連続ハリポタ&ファンタビ!祭り」の憎いところは『ハリー・ポッターと賢者の石』と『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を企画に入れてきたことであり、注目するべきは、両者の間にハッとするような繋がりがあるというところである。
「あぁ、しまった」と口を滑らせるハグリットに注目 『ハリー・ポッターと賢者の石』より 写真提供:AFLO
『ハリー・ポッターと賢者の石』では名前しか登場せず、さらっと流される「ニコラス・フラメル」という人物については、第4週目に放送される『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』まで忘れずに覚えておいて欲しい。
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