冒頭から伏線が! 『ハリー・ポッターと賢者の石』を“もっと楽しむ豆知識”

特集・レポート
2020年10月23日 14:00

■厳格なマクゴナガル先生の秘密

セブルス・スネイプ&ミネルバ・マクゴナガル&クィレル 『ハリー・ポッターと賢者の石』より 写真提供:AFLO
 ホグワーツ魔法魔術学校には魅力的な先生が数多く存在するが、『ハリー・ポッターと賢者の石』で特に目を引くのが、ダンブルドア校長、マクゴナガル先生、スネイプ先生(アラン・リックマン)の三人だろう。その中でもマクゴナガル先生は非常に厳格な先生として描かれる。

ハリーのクディッチの才能は父親譲り!? 『ハリー・ポッターと賢者の石』より 写真提供:AFLO
 しかしハリー・ポッターがホウキを乗り回し、問題を起こしたにもかかわらず、意気揚々とクィディッチの選手へと推薦するマクゴナガル先生の姿は、いつもより雰囲気が和らいで映る。それもそのはず、マクゴナガル先生はホグワーツの教師になる前、ホグワーツの生徒でありグリフィンドールのクィディッチの選手であった。

 『ハリー・ポッターと賢者の石』ではハーマイオニー(エマ・ワトソン)がハリーにトロフィーを見せることで、ハリーの父がクィディッチの選手であったことを教えるシーンがある。そこで映るトロフィーをよく見ると、ジェームズ・ポッター(ハリーの父親)の横にはマクゴナガル先生の名前がしっかりと刻まれているのだ。

ミネルバ・マクゴナガル先生は熱い情熱の持ち主 『ハリー・ポッターと賢者の石』より 写真提供:AFLO
 マクゴナガル先生がクィディッチに並ならぬ情熱を注いだことは、ローリング著の『エッセイ集ホグワーツ勇気と苦難と危険な道楽』(Pottermore Publishing)でも明かされている。書籍の中では、マクゴナガル先生が選手時代に優勝杯をかけたグリフィンドール対スリザリンの試合で大怪我をしたエピソードが明かされており、「このときから、クィディッチの試合でスリザリンをたたきのめすことがミネルバ(マクゴナガル先生)の生涯をかけた望みになりました」と記されている。現在、電子書籍のみで販売しているこの本には様々なキャラクターにまつわるエッセイが収録されている。

■小説が読みたくなったら…おすすめはコレ!

『ハリー・ポッターと賢者の石<ミナリマ・デザイン版>』(4950円) (C)静山社
 『ハリー・ポッターと賢者の石』の放送を観て、原作小説にも挑戦してみたいと思った方はぜひ、10月20日(火)発売の、『ハリー・ポッターと賢者の石<ミナリマ・デザイン版>』(静山社)をチェックして欲しい。こちらは『ハリー・ポッター』シリーズの映画内でグラフィックアートを担当したデザインスタジオMINALIMAが挿絵とブックデザインのすべてを手掛けている。

映画と同じくらいエキサイティングな体験ができるかも! (C)静山社
 英語版、日本語版のそれぞれで発売されたこの本は、ミナリマの美しいイラストと共に8つの特別なペーパークラフトの仕掛けがついている。本のページをめくりながら、ホグワーツからの手紙を開けてみたり、魔法界への秘密の通路を見つけたり…映画と同じくらいエキサイティングな体験ができることだろう。

 『ハリー・ポッターと賢者の石』放送後には、2週目〜4週目までの作品も是非、忘れずに追いかけて欲しい。そこにもまた、たくさんの心躍る発見があるはずだ。

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Nana Numoto(ライター)

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