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二宮和也のマルチな活躍に注目 主演作続々、ジャにのちゃんねる登録者330万人超え、ソロアルバム発表も

エンタメ

映画『TANG タング』より
映画『TANG タング』より(C)2015 DI (C)2022 映画「TANG」製作委員会

 俳優業に、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』での活動。さらには、ソロカバーアルバムのリリースまで。近年、さらに活躍の幅を広げている二宮和也。彼はなぜこれほど求められ続けられるのか。その理由をさまざまな観点からひも解いてみたい。

【写真】『ジャにのちゃんねる』が夏を楽しむ! 『24時間テレビ45』ポスター

■視聴者の心を揺らす、緩急のある芝居

 まず着目したいのが、俳優としての活躍だ。クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』(2006)でジャニーズ初のハリウッドデビューを果たし、日本アカデミー賞では、助演男優賞で優秀賞を、主演男優賞で優秀賞と最優秀賞を受賞している。彼の芝居には、視聴者の心を揺さぶる力がある。

 4月期放送のドラマ『マイファミリー』(TBS系)を見て、二宮のすごみを再確認した人も多いのではないだろうか。抜くところは抜き、感情を入れるシーンで爆発させる。娘を返してほしいという親心や、仲間への熱い想い。2008年放送のドラマ『流星の絆』(TBS系)の時も衝撃を受けた緩急のある芝居は、『マイファミリー』でも健在だった。このさじ加減が絶妙だからこそ、私たちは彼の演技に惹(ひ)きつけられるのだろう。

 そんな二宮は、8月11日公開の映画『TANG タング』で、ロボットとの共演という“新境地”に挑む。『マイファミリー』では、“時代の寵児(ちょうじ)”と呼ばれるゲーム会社の社長に扮していたが、今作で演じるのは、ゲーム三昧で妻に捨てられたダメ男。ある意味、対極に位置する役柄で、彼はどのような表現を見せてくれるのか。

映画『TANG タング』より (C)2015 DI(C)2022 映画「TANG」製作委員会
 2022年は、すでに映画主演2本にドラマ主演2本と、俳優業での活躍が目覚ましい二宮。様々な作品に出演し多忙極める中で、YouTube界にもその名をとどろかせているから驚きだ。「一体、何人いるの!?」と驚いてしまうほどの活躍ぶりである。 

■時代にマッチした、YouTubeユニットの立ち上げ

 2021年の4月から、二宮が先導を切ってスタートした『ジャにのちゃんねる』は、ジャニーズ初のYouTubeユニット。中丸雄一(KAT‐TUN)、山田涼介(Hey!Say!JUMP)、菊池風磨(Sexy Zone)に二宮を入れた4人で構成されており、グループの垣根を超えた異色のチャンネルとして話題を集めている。

 『ジャにのちゃんねる』のいちばんの魅力は、あくまで自然体なところだ。YouTubeに進出するタレントが増えている今、“どれだけ面白い企画をするか”に焦点を当てている人も多いと思う。だが、そこで二宮はあえて逆を行き、ラフでゆったりとした動画を展開した。

 4人がただ談笑していたり、ただ朝ごはんを食べていたり…気を張らずに視聴できる動画が、時代にマッチしたのだろう。339万人の登録者数(※2022年8月10日現在)を誇る大人気チャンネルへと成長した。

 鬱屈(うっくつ)とした空気が漂いがちな世の中で、ほっこりする場所を与えてくれる『ジャにのちゃんねる』。このメンバーで、8月27日から28日にかけて放送される『24時間テレビ45』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーを務めることも決定している。4人だからこそ織りなせる和やかな空気感が、お茶の間に癒しを与えてくれるのではないだろうか。

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■歌手・二宮和也としての新しい挑戦、そして“言葉”との関係

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