女帝・武則天の“人生の裏側”も描く『風起花抄』 “歴史ドラマ”と“ラブロマンス”を見事に融合
中国で数々のドラマランキングで1位となる高い評価を獲得した『風起花抄(ふうきかしょう)~宮廷に咲く琉璃色の恋~』は、日本でも多くのファンに愛されているドラマ『武則天‐The Empress‐』と同じく“唐の宮廷”を舞台にした大型ラブ史劇だ。第2代皇帝・李世民、第3代皇帝・李治、その2人の皇帝に嫁いだ中国史上唯一の女帝・武則天など、続々と歴史人物が登場して、ドラマティックな宮廷のロマンスとサスペンスが繰り広げられる。今回は本作の“歴史ドラマ”としての面白さと、魅力あふれるキャストが紡ぐ“ラブロマンス”の見どころについて、詳しく紹介していきたい。
【写真】『擇天記』のグーリー・ナーザー&『ハイロイン』のティミー・シューが初共演!
■ 華やかな唐の宮廷を舞台にしたラブストーリー
中国史でも唐はとりわけ華やかな時代。シルクロード貿易で経済が豊かになり、グローバル化が進んだことで多彩なカルチャーが花開いた。また、女性の地位が向上して、女性も詩を学んだり、華やかに着飾ったりするようになり、宮廷ではファッション担当の尚服局で刺繍や服づくりを行う女官たちが活躍。日本でも有名な絶世の美女として皇帝に寵愛された楊貴妃、女性ながら皇帝にまで上り詰めた武則天(則天武后)は、この時代を象徴する女性だ。
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こうした唐の時代ならではの自由できらびやかな雰囲気は、ファン・ビンビンが武則天を演じた大ヒット作『武則天‐The Empress‐』でも見られるとおり。同作では武則天が物語の中心となるが、『風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~』はこれまでほとんど取り上げられたことのない歴史人物にもスポットが当てられているのが見どころ。武則天のいた宮廷で女官を務め、西域で活躍した名将・裴行倹(はいこうけん)の妻となった庫狄(こてき)氏をモデルにしたヒロインが活躍することになる。
■ 男装ヒロインを巡るドラマティックな三角関係
『風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~』の主人公・琉璃(るり)は、尚服局で刺繍と服づくりの達人として名を馳せた母を持ち、幼い頃に服づくりを通して、李世民(第2代皇帝・太宗)の妃となる武才人(のちの武媚娘、武則天)と出会う。その後、数奇な運命により本当の身分を隠し男性のふりをして宮中で育った琉璃は、武才人と再会すると陰謀渦巻く宮廷生活の中で互いに助け助けられながら信頼を深めていく。
李治役のジャオ・シュンラン (C)2021 China International Television Corporation All Rights Reserved
また、文武両道の貴公子・裴行倹は美しく心優しい琉璃と出会って恋を育んでいくと同時に、高い志を持つ皇太子・李治(のちの第3代皇帝・高宗)の片腕となる。そして、武媚娘と一緒に李治を支持していくが、思いがけず李治が琉璃に想いを寄せるようになり…。
このように本作は歴史をベースにしながら、大胆な解釈とフィクションを盛り込んでドラマティックなサスペンスと三角関係のドラマが展開していくのがスリリング。歴史書には詳しい経緯が書かれていない裴行倹と琉璃のラブストーリーの行方は? 史実では李世民の死後、李治の妃となり女帝にまで上り詰めることになる武則天の人生の裏側がどう描かれていくのかにも注目だ。
■ 魅力あふれる歴史人物を演じる豪華キャストにも注目
琉璃を演じるのは『擇天記(たくてんき)~宿命の美少年~』や『映画 真・三國無双』などのドラマや映画で活躍する美人女優グーリー・ナーザー。また、裴行倹役を伝説のBLドラマ『ハイロイン~上イン~』でブレイクし、最近では『シークレット▽ハウス~恋の相手はトップスター!?~』(※三角はハートマーク)『麻洋街(マーヤンジェ)へようこそ』といった主演作も次々と日本上陸しているティミー・シューが演じる。
さらに、『夢織姫~秘密の貴公子に恋をして~』の爽やかイケメン、ジャオ・シュンランが見守り皇太子・李治役を、『燕雲台‐The Legend of Empress‐』など渋いヒーロー役が似合うタン・カイが、聡明な皇帝である李世民役を好演。『武則天‐The Empress‐』では王皇后を演じ『パラレル・ラブ~オレ様御曹司を社長にします!~』などの主演作もあるシー・シーが、本作でこれまでの作品とまた違った知性と魅力を放つ武則天を演じているのも見逃せない。
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