『王様に捧ぐ薬指』山田涼介の“演技”に注目 繊細な視線や表情を楽しむのも本作の醍醐味
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橋本環奈×山田涼介で送る超打算的シンデレラストーリー『王様に捧ぐ薬指』(TBS系/毎週火曜22時)。25日に放送された第2話は、羽田綾華(橋本)の弟・陸(長尾謙杜)の“とある発言”で波乱の事態に? 新田東郷(山田)が綾華を見つめる視線にも注目が集まった。 ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
【写真】誇らしげ? 異なる顔を見せる新田東郷(山田涼介)
山田涼介の“愛がある視線”に反響
お互いに利益を得るための“メリット婚”をした綾華と東郷は、二人の新婚生活を公開する動画撮影やイベント出演などを通して、見事にラブラブな夫婦になりきっている。
しかし、撮影が終わると、ボディータッチをされた部分に除菌スプレーをかけまくり、キスの追加料金の件でケンカを始めるなど、とにかく、馬が合わない綾華と東郷。やっぱり、愛のない結婚はうまく行かないのだろうか。
ただ、第2話では、東郷が綾華に対して、愛がある視線を送るようになってきた。なかでも、反響が集まったのは、綾華が東郷の祖母の米寿の誕生日会に参加した時のこと。新田家一族が集まり、張り詰めた空気のなか、綾華は堂々と登場して、見事、祖母に気に入られることができた。
その時の、綾華を心配そうに、でも誇らしそうに見つめる視線。「王様」「キング」と呼ばれている東郷の、秘めた温かさを知った瞬間だった。
本作で山田涼介は、大きく分けて3つの顔を使い分けている。1つ目は、結婚式場「ラ・ブランシュ」の社長としての顔。2つ目は、綾華とラブラブな夫婦を演じている時の顔。もう1つは、綾華の前だけで見せる安らいだ表情だ。
第1話の時点では、東郷が綾華に心を許している様子はなかったが、第2話で初めての“夫婦ゲンカ”をしてからは、だんだんと綾華を見る視線が変わってきたように思う。とくに、厳格な家で育った東郷は、羽田家のように明るく肩を寄せ合って生きている家族に憧れを抱いている部分もあるのだろう。
「あの子、いい子なのよ」と綾華の母・桃子(りょう)に言われた東郷は、「ええ、知ってます。だから結婚を申し込んだんです」と返していた。この時の彼は、いつものように演技でおべっかを使ったわけではない。心の底からそう思っていることが伝わる表情に、胸を打たれた。山田の繊細な視線や表情を楽しむことができるのも、本作の醍醐味(だいごみ)の1つだ。