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『真夏のシンデレラ』“気まずさ満点”地獄のデートへ “健人”間宮祥太朗の態度は問題アリ?

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■一方、匠は告白し…

 正直なところ、筆者は「匠がどんなに巻き返しを図ってもだまされない!」と思っていた。なぜなら、彼はたくさん夏海を傷つけてきたから。誕生日の約束も、好きだった女・長谷川佳奈(桜井ユキ)にうつつを抜かしてすっぽかすし、夏海の告白にも「女として見られない」と断った。

 もちろん、女として見られないのなら、告白は断るべきだ。好きでもない相手と無理して付き合えとは言わない。ただ、匠は振った側としての責任をちっとも果たしていないのだ。

 夏海は、匠のことを忘れるために、頑張って前を向こうとしていた。それなのに、突然キスをして、惑わせてきたのが許せない。その後も、夏海と健人がいい雰囲気になったらブスッとしたり…。「どんだけワガママなやつなんだ!」と心のなかでツッコミを入れていた人も多いのではないだろうか。

 だが、なんだかんだで夏海のことをいちばん分かってあげているのは、匠のような気がしてしまうのだ。それは、過ごした時間の長さや、積み重ねてきた思い出の数だけの問題ではない。匠は、どんな時でもずっと夏海のことを見ている。たまに「なんか怒ってる?」と勘違いしてしまうくらい真剣に。夏海が悲しまないように、誰も夏海を傷つけないように、と周囲をけん制しているように見える(一番傷つけたのは匠なのだが…)。

 それに現実的なことを考えると、夏海が父と弟を残して、健人が住む東京に行くのは難しい。健人もよく夏海の店に遊びに来てはいるが、移住となると別の問題が発生してくるはずだ。ならば、地元民で家族同士も仲が良い匠の方が、将来を考えられるのでは? と思ってしまう。

 しかし、“好き”は条件で決まるものではないから、さらに難しい。いろいろな壁はあるけれど、夏海が好きなのは健人なのだろう。ただ問題なのは、壁を乗り越えても一緒にいたいと思えるほど、健人のことが好きなのかどうか。

「今までも、これからも、ずっと夏海のそばにいさせてほしい」

 ラストの匠の告白に、SNS上では「今までのこと全部水に流せちゃうくらいにキュンキュンしちゃった」との声が上がっていた。夏海も、すべてを忘れて、また一から匠と向き合うことができるのだろうか。それとも、やっぱり“好き”の気持ちに忠実になり、健人を選ぶのか。

 結末が分からなくなってきた『真夏のシンデレラ』。ラストスパートも、このトレンディー感を全力で楽しんで行きたいと思う。(文:菜本かな)

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