『あんぱん』怒涛の前半戦 “退場”キャラを全チェック 朝ドラ初出演大物俳優はなんと初週で
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3月31日にスタートした連続テレビ小説『あんぱん』（NHK総合ほか）も今月末でちょうど折り返し地点。物語が昭和初期からスタートしたこともあり、現時点で複数の登場人物が病や戦争などによって“退場”の憂き目にあっている。ここでは、惜しまれつつも物語から退場した登場人物を紹介してドラマの前半パートを振り返っていこう。
【写真】『あんぱん』涙の退場が続出――そしてこのキャラの運命は？（11枚）
■朝田結太郎（加瀬亮）
連続テレビ小説初出演ということも話題になった加瀬亮は、主人公・のぶ（今田美桜）の父・朝田結太郎を演じていた。商事会社に勤務する結太郎は、仕事で国内外を忙しく飛び回る一方、妻・羽多子（江口のりこ）や幼いのぶ（永瀬ゆずな）や妹たちを心から愛するというキャラクター。
そんな結太郎に突然の悲劇が訪れたのはなんと番組スタートから間もない第4回でのこと。出張でひと月家を空けることになった結太郎は、寂しがるのぶに自分のソフト帽を託して出発。そこから数日後の夜、のぶをはじめとした朝田家の人々は、結太郎が船の上で心臓発作を起こし急死したことを知るのだった…。あまりにも突然すぎるヒロインの父の退場に視聴者は動揺。ネット上には「まさか、今日…！ 突然すぎる…！」「まだ第1週ですよ…」などの声が寄せられていた。
■原豪（細田佳央太）
『ドラゴン桜』第2シリーズ（TBS系）や大河ドラマ『どうする家康』（NHK総合）などに出演し、若き演技派俳優として支持を集めている細田佳央太。彼が演じた原豪は、石材店を営むのぶの祖父・釜次（吉田鋼太郎）の弟子として働く石工。のぶたち家族から“豪ちゃん”と呼ばれて親しまれ、妹の蘭子（河合優美）とは“両片思い”だった彼のもとに、日中戦争開戦直後に召集令状が届く。出兵が決まった豪の壮行会が開かれた第29回は、彼と蘭子が思いを伝え合うという展開に。さらに羽多子が残されたわずかな時間を豪と蘭子が2人で過ごせるようアシストすると、放送中から「羽多子さんのあと押しに涙止まらん」「朝から号泣」といった反響が集まっていた。
しかし第37回では、朝田家に兵事係が姿を見せて豪の戦死を報告。うずくまって泣く釜次の隣で呆然とする蘭子の姿が描かれると、ネット上にも「嘘でしょ豪ちゃん」「誤報であって」などの投稿が相次いでいた。
■柳井寛（竹野内豊）
竹野内豊が演じていた医師・柳井寛は、嵩（北村匠海）の育ての父親で、朝田家の人々とも親交のあるキャラクター。いつも優しく穏やかで、どんな時でも嵩を励ます好人物で、演じる竹野内の温かい響きの高知弁も視聴者から好評だった。
そんな寛に悲劇が訪れたのは5月26日放送の第41回。東京高等芸術学校で卒業制作の真っ只中にいた嵩は、寛の危篤を知らせる電報を受け取る。しかし嵩は、絵をなりわいにするための学校へ送り出してくれた寛のためにも卒業制作の完成を優先。絵を完成させた嵩が高知へ戻った時には、寛はすでに“帰らぬ人”となっていた…。また第41回の中で、寛が死の間際に、嵩の卒業制作の完成を心待ちにしつつ「半端でもんてきたりしよったら、殴っちゃる」と気丈に振る舞っていたことも明かされると、ネット上には「歴代朝ドラ稀に見るいい父親」「にゃあにゃあ言う竹野内豊がもう見れないと思うと残念」といった声が寄せられていた。
■岩男（濱尾ノリタカ）
太平洋戦争が開戦すると嵩のもとにも召集令状が届く。高知連隊から福岡の小倉連隊へ配属された嵩は幹部候補生試験を受けて伍長に昇進。その後、中国・福建省に派遣されると、そこで1年前から四国師団として派遣され野戦任務についていた幼なじみ・岩男（濱尾ノリタカ）と再会する。
岩男は入隊前に結婚し、入隊後に妻が男の子を出産。そんな岩男は現地の少年・リン（渋谷そらじ）にまだ見ぬ息子の姿を重ねている様子…。戦況悪化のため困窮する嵩たちの姿が描かれた第58回では、岩男がリンに拳銃で腹を撃たれ、そのまま絶命するという事件が発生。あまりにも突然の悲劇に、ネット上には「岩男ー！ リン…どうして…」「まって。衝撃の展開。鳥肌がおさまらん」などの投稿が相次いでいた。
重要キャラが15分間のうち2人も退場――日本中が悲しんだ朝も
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