朝ドラ『ばけばけ』第1週の反響は? 「朝からみそ汁吹いた」から「トラウマレベルの衝撃」まで!

2892人がエントリーしたオーディションを経て抜てきされた高石あかり(「高」は「はしごだか」が正式表記)主演の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。9月29日からスタートした本作の第1週を振り返りながら、注目ポイントや視聴者の反応などを紹介していこう。
【写真】初週からいろんなことがありました…『ばけばけ』写真でイッキ見
『ばけばけ』は、明治時代に日本国籍を取得したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の妻・小泉セツの半生をモチーフに、急速に西洋化していく日本の中で埋もれてきた名もなき人々に光をあて、代弁者として語り紡いでいく1組の夫婦の物語を描いていく。高石が主人公で没落士族の娘・松野トキを演じ、トミー・バストウが彼女の夫となるヘブンを演じる。脚本は、劇場版も製作されたドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)や『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』(NHK)などの作品で知られる劇作家のふじきみつ彦が手がけている。
■「朝からみそ汁吹いた」第1回からまさかの展開?
9月29日に放送された第1回は、トキが夫・ヘブンに怪談を聞かせるシーンからスタート。ろうそくの灯りに照らされたトキの迫力満点の語りに、すっかり引き込まれている様子のヘブン。そんな夫婦の姿を遠くから蛇と蛙が眺めている。蛇と蛙はカメラの方を振り向くと「蛇です」「蛙です」「2匹合わせて蛇と蛙です」と自己紹介。なんと本作でナレーションを担当するのは、蛇(渡辺江里子/阿佐ヶ谷姉妹)と蛙(木村美穂/阿佐ヶ谷姉妹)。
怪談を語り終えたトキが自分には教養がないと落ち込んでしまうと、彼女を“ママさん”と呼ぶヘブンは、彼女の両肩にそっと手を置き「世界で一番のママさんです」と優しく励ます。そしてヘブンがトキにキスをしようとすると、遠くから眺めていた蛇と蛙は慌てた口調で「やだ、ちょっと…朝よ!?」「夜だけど…うん、夜だけど朝なのよ!」とメタ的なセリフも聞かせる。第1回放送中からSNS上には“阿佐ヶ谷姉妹”がトレンド入りし「朝からみそ汁吹いた」「蛙と蛇いい仕事していきそう」などの声も寄せられていた。
さらに第1回で視聴者の注目を集めたのは主題歌とオープニング。26日に最終回を迎えた『あんぱん』のオープニングは、RADWIMPSによる主題歌「賜物」にのせて、主演を務めた今田美桜が疾走する姿をVFXで表現。パワフルな楽曲とスタイリッシュな映像が相乗効果を生み、従来の朝ドラと一線を画すオープニングとなった。
一方で『ばけばけ』のオープニングは、写真家の川島小鳥が撮影したトキとヘブンの写真をじっくりと見せる構成。男女デュオ、ハンバート ハンバートが手がける主題歌『笑ったり転んだり』の穏やかな曲調も相まって、じんわりと沁みるオープニングとなっている。視聴者からも好意的な受け止めが多く「OPがあんぱんと上手く対を成してる!」「すごくゆったりでいいな。これぞ朝ドラて感じ」「曲と映像だけでなんか泣ける。最高!」といった反響が初回から集まった。