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『妖怪ウォッチ』『アイカツ!』は冬映画興行の定番に?

映画

 では、映画のシリーズ化自体、配給会社はどう捉えているのだろうか。

 「配給会社にとって定番作品を生み出すことは至難のわざながら、数字が見通せる、頼れるコンテンツになります。年末年始、春休み、GW、夏休みなど、その時期にブレイクする作品を持っていると数字の底上げとなり、各社定番コンテンツの発掘に血眼です。特に、休日に小学生までの子どもを劇場に呼ぶということは、親の動員も見込めるため、必然的にアニメーション作品の比率が高まります」。

 そして、関係者はこう続ける。

 「アニメが増えることに対し、様々な意見はあるでしょうが、子どものころから映画館に足を運ぶという体験・経験がのちの映画行動に繋がると思います。長い目で見て、映画人口の裾野を広げてくれるでしょう。例えば、10歳の時に初めて子どもだけで映画館に行き、『妖怪ウォッチ』を観たという子どもたちが、次には自分の意思で映画を観にいく行為に繋がり、映画興行自体の底上げになるだろうと期待しています。物語のように、映画を見に行くようになったのは『妖怪ウォッチ』のせい! という声が聞きたいですね」。

 まずは今年。冬映画の定番となれるよう、どこまでヒットを伸ばせるかに注目だ。

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