『花燃ゆ』ナレーション、俳優ではなくなぜ声優? 池田秀一起用の理由に「語りの味」
そして、土屋氏はこう付け加える。「ドラマの作り方は千差万別ですから、一概には言えませんが、テンポよく展開していくドラマには、声優さんのナレーションが合うかもしれません。じんわりと情感たっぷりにみせていくドラマでは、心情を吐露するような語りが心をうちますが、幕末乱世をテンポよく見せたいときには、声優さんの声がワクワク感を高めてくれると思っています」
では、今回の池田秀一氏だが、『機動戦士ガンダム』シリーズのシャア・アズナブル役があまりに有名だ。そのイメージは強く、シャアの影がドラマ内にちらついてきたら? そんな心配はしなかったのだろうか。
「今回は、幕末の長州という激動の時代と場所を舞台にしたドラマですから、声に勢いと力強さがほしいと思いました。さらに、聴きやすく、親しみがある、ということも重要です。もちろん池田さんといえば、シャアの声というイメージもありますが、池田さんの声と語り口が、今回の『花燃ゆ』に相応しいと考え、ナレーションを依頼しました」。
それぞれのドラマの手法によって決められていくナレーターの配役。初回放送直後から話題となった池田秀一は、今後どのようなナレーションを披露してくれるのか。"お手並みは拝見させていただく"というシャアの言葉で締めたい。