話題沸騰の女優・広瀬すず、CM関係者も絶賛する“天性の勘”

ぱっちり目と黒髪ボブ、愛らしい笑顔が印象的で、2015年ブレイク必至の女優として注目を集めている広瀬すず。姉であり女優・モデルの広瀬アリス同様、ファッション雑誌「セブンティーン」の専属モデルとして芸能界でのキャリアをスタートさせたすずは、その後、映画やドラマ、CMなどに出演。現在放送中の日本テレビ系ドラマ『学校のカイダン』では主演に大抜擢され、スピーチで学園を改革する女子高生を熱演中。そんな、女優として大きな一歩を踏み出した広瀬すずの魅力を紐解いてみる。
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広瀬の名前が世の中に広く知れ渡るきっかけとなったのは、結婚情報誌・ゼクシィのCMだろう。彼氏からのプロポーズをはにかみながら受け、最後に一粒の涙を流す幸せに満ちた姿が「カワイイ、あの子は誰?」と話題になり、ネクストブレイカーの仲間入り。そして現在、JR東日本「JR SKI SKI」のイメージキャラクターとしてCMに出演し、ゲレンデを舞台に、2人の男性の間で揺れ動く切ない乙女心を巧みに表現している。
過去には、現在女優として大活躍中の川口春奈、本田翼などが出演している同CM。制作に携わったクリエイティブディレクター・コピーライターの山口広輝氏に話を聞くと、広瀬の起用理由は「ポスターになったときのイメージ」と共に「CMでの演技力」があったという。
ゼクシィをはじめ、炭酸飲料マッチ、ロッテ ガーナミルクチョコレートなど、多数のCMに出演し、わずか15~30秒という短い時間の中で視聴者の心にメッセージを投げかけるその演技力は、やはり目を引くものがあったようだ。
そして、その演技力が確かなものであることが実証される。山口氏は「芝居に関する勘がとても鋭い」と絶賛。「監督の要求に対しての反応が早く、的確に演技をしてくれましたし、細かな目の動きや仕草まで気を配っていて、伝えたい微妙なニュアンスをうまく出していました。ナレーション録りでは色々なバージョンをお願いしましたが、声の調子やスピードに関しても素晴らしい演技をしてくれました」と女優としての才能に感嘆の声をあげる。
さらに、「スキーの練習は共演者が終わっても、ひとりだけ残って最後までやっていました」と撮影に真摯に取り組む姿があったことも付け加えた。