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「昼顔男」から「イヤミ課長」まで、俳優・木下ほうかの悪役ぶりから目が離せない

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俳優・木下ほうかの悪役ぶりから目が離せない!
俳優・木下ほうかの悪役ぶりから目が離せない!(※「木下ほうか」公式ブログのスクリーンショット)

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 フジテレビ系ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(以下、昼顔)で、吉瀬美智子演じる利佳子の陰険な夫・滝川徹役を務め、一気に知名度を上げた木下ほうか。最近では、同局のバラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』(以下、スカッとジャパン)の再現ドラマでイヤミな課長を怪演し、お茶の間の人気はさらにうなぎ上り。気になる木下にフォーカスしてみた。

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 1964年大阪生まれ、現在51歳の木下は、1981年の井筒和幸監督作『ガキ帝国』で俳優デビュー。大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業後、なんと吉本新喜劇に入団するが3年で退団。1989年、再び井筒監督を頼って上京。その後は、地道にキャリアを積み重ね、ドラマや映画に欠かせない名脇役俳優としての地位を確立している。

 そして2014年、『昼顔』が好視聴率を記録したことから、木下の名は全国区に。妻役の吉瀬に対して「こいつは顔だけ、器量がない」と言い放つプライドの高い夫をクールに演じた木下は、フジテレビの公式インタビューで「最初に “僕でいいの?”って思いました。吉瀬さんの夫役と聞き、不釣り合い過ぎるのでは?」とコメントしているが、フタを開けてみれば、見事な悪っぷりを発揮。

 さらに『スカッとジャパン』の再現ドラマでは、トレードマークの“肩たたき付き孫の手”を持ちながら、上司には媚びを売り、部下には毒を吐きまくる馬場課長を演じ、その度を超えたイヤミキャラが、ジワジワ、チクチクと人気を呼んでいる。ミスを犯した部下に言い放った「君いくつ? 32歳? 平安時代なら死んでるよ~」の名言は、MCの内村光良のツボにはまったようで、このコーナーを「ほうか劇場」と言わしめた。

 そんな、インパクトのある木下の悪役ぶりはネット上でも話題だ。「思わずファンになってしまいました」「悪役なんだけど素敵すぎる!」「クセのある演技だが、そこがまたいい!」など、好意的な意見が大多数。『昼顔』で共演した斎藤工も自身のラジオ番組で、「血のにじむような努力をして、唯一無二の匂いを醸し出す俳優になった木下さん、リスペクトしています」と称賛の言葉を贈っている。

 また、木下の素顔を探るべく、インターネット上で様々な角度からチェックしてみると、「ほうか道」と題したブログやツイッターでは、自称・美少年時代の写真から入浴中の実況中継、映画・ドラマの宣伝、舞台裏まで、公私にわたって惜しげもなく情報を公開し、時折、ひょうきんな関西弁が飛び交うことも。一時席を置いていた吉本新喜劇の舞台に今でも足を運び、先輩芸人との飲み会の様子も伝えられ、昔の仲間に対する義理堅さも垣間みられる。

 お茶の間の人気も獲得した俳優・木下ほうかにとって、2015年は紛れなく飛躍の年。製作も務めた最新作『グレイトフルデッド』が国内外の映画祭で絶賛を浴び、宮部みゆき原作の超話題作『ソロモンの偽証』も公開目前。BSスカパー!初の連続ドラマ『破門』も好評を博しており、まさにバイプレイヤーとして絶頂期を迎えつつある。脇できらりと光る独特の風味、一度その味を覚えたら、もう病みつき。木下ほうかという俳優は、タチが悪いほどクセになる。(文:坂田正樹)

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