『あさが来た』波瑠の起用で「朝ドラ」男性視聴者が増える!?
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波瑠は、もともとティーンファッション誌『SEVEN TEEN』の専属モデルを務め、映画『潔く柔く』『マリア様がみてる』などの多数の作品に出演してきた。かつてはロングヘアだったが、ショートヘアにしたことで、イメージが大きく変わり、飛躍的に垢抜けた。
お茶の間では『救命病棟24時 第5シリーズ』や、伊集院静原作『いねむり先生』で故・夏目雅子を演じたこと、『BORDER』で演じたクールな女性検視官役、『ごめんね青春！』の、主人公・平助（錦戸亮）の初恋の人であり、火災事件から自主退学・家出したミステリアスな役柄の印象が強いかもしれない。
波瑠の魅力は、どこか生身じゃない、「記憶の中の憧れの女性」や、「物語の中の美少女」が似合うこと。実際、リアルな女子って、すぐ群れるし、うるさいし、男にとっては怖い存在であることも多いのだ。
その点、大人っぽくて落ち着いていて、ミステリアス。どこか寂しそうで、影がある。透明感があり、芯が強そう。そして、「周りとはちょっと違う空気感」「女子の中に馴染まなそうな雰囲気」がある女子で、おまけに美人とあれば、魅力がないわけがない。ちなみに、同性は、この手の「正統派美人」とは同じ土俵にのろうとしないから、孤高の存在だ。
ただ一つの願いは、そんな波瑠を起用する以上、キャンキャンやかましいヒロインにしないで欲しいということ。『あまちゃん』からにわかに増えた男性視聴者が、波瑠の魅力によってさらに増える可能性もあるかも!? （文：田幸和歌子）
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