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『SW』生みの親ジョージ・ルーカス監督、1977年のインタビューが再注目

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1977年のジョージ・ルーカスインタビューが再注目
1977年のジョージ・ルーカスインタビューが再注目(C)AFLO

 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開が直前に迫る中、「Los Angeles Time」が、1977年のジョージ・ルーカスのインタビュー記事を再掲載した。最初の『スター・ウォーズ』が公開される前に行われた取材で、インタビュー嫌いを自認するルーカスは、当時、「Los Angeles Time」「New York Times」の新聞2紙と、雑誌「Time」だけに対して取材に応じている。

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 インタビューの中で、ルーカスは『スター・ウォーズ』について、「もしウォルト・ディズニーが今も生きていたら、ディズニーが作ったような映画だろう。これはスペースオペラだ。このジャンルは長い間存在し、(ウィリアム・S・)バロウズや(ロバート・A・)ハインラインが本でやってきたが、映画では誰もやったことがない」と語っている。それから35年後に、ディズニーがルーカス・フィルムズを買収し、ディズニーのもとで『~フォースの覚醒』が製作されることになった事実を考えると、非常に興味深い発言だ。

 ディズニーは、おもちゃやテーマパークなどからの収益も目的で買収したわけだが、このインタビューで、ルーカスは、もともとこの映画はおもちゃを中心にデザインされたものだと明かしている。「この映画を監督しても、僕はそんなにお金が儲からない。もしも僕が儲かるとしたら、それはおもちゃからだ。僕はおもちゃ会社の経営に投資しているし、世界で一番大きいおもちゃ会社と提携する予定だ。これはすごく大きなビジネスになる可能性がある」。

 この時、ルーカスはまた『スター・ウォーズ』を、“サイエンスのないサイエンス・フィクション”とも形容している。「土曜日の昼間に見るような映画。『2001年宇宙の旅』みたいに非常に知的な映画ではなく、いわば宇宙を舞台にした『スティング』みたいな映画だ」。

 当時からシリーズ化も視野に入れていた。「最低でも、あと3、4本作っていいと思っている。だが、僕がそれらを監督するつもりはない。僕はプロトタイプを作った。ほかの人たちに、それを自分なりの解釈をしてほしい」。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手掛けたJ・J・エイブラムス監督の解釈を、ルーカスはどう思うだろうか。(文:猿渡由紀)

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