アカデミー女優賞を獲得した若き新鋭2人 “地道なキャリア” が共通点

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ケイト・ブランシェット、ジェニファー・ローレンス、ケイト・ウィンスレット…と錚々たる女優の名が並ぶ中、第88回アカデミー主演&助演女優賞に輝いたのは20代のブリー・ラーソンとアリシア・ヴィキャンデル。同受賞を機に一躍大物スターの仲間入りを果たした若き2人はいったいどんな人物なのだろうか。
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エマ・ドナヒューによるベストセラー小説を原作にしたサスペンス『ルーム』にて、物置小屋に監禁された幼い息子を持つ若き母という役どころを演じたラーソン。オスカー初ノミネートにして初受賞した26歳は、18年という長いキャリアを持つ。
7歳の頃にアメリカNBCのテレビ番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』でのスキット出演で業界デビューし、TVシリーズ『ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ』や映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』『21ジャンプストリート』など主にコメディ作品に次々出演。
そんな中、10代の若者たちが抱える問題を題材にした『ショート・ターム』で暗い過去を抱える保護施設のケアマネージャーに扮し、その演技が放送映画批評家協会賞、ロカルノ国際映画祭など各賞で絶賛され注目を浴びることとなる。そして、主演作『ルーム』が2015年に発表されるや、その迫真の演技で批評家たちを唸らせた。
海外メディアVanity Fairはラーソンについて「これまで脇役として輝きを放ち、主演を引き立てる役回りだった彼女にスポットがあてられるのは驚くことではない。彼女はとても心を揺さぶる演技でこの荒廃的な映画を暖かく美しい物語に仕上げている」と評価した。
次回作には『キング・コング』新作『Kong:Skull Island(原題)』が控えている。