小林麻耶ら所属のフリーアナ事務所が「セント・フォース関西」設立 その狙いとは?

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小林麻耶、皆藤愛子ら多数の人気フリーアナウンサーが所属するプロダクション「セント・フォース」が新部門「セント・フォース関西」を立ち上げることを今月発表した。在籍するのは19歳~24歳の9人の関西在住の新人。美女キャスターを中心に100人以上が所属、情報番組はじめスポーツ、バラエティなど多彩な番組に所属キャスターを送り込み、そのプロモート力に定評のある同社。このタイミングで本格的に関西進出する狙いや、関西のフリーアナに求められるものについて探った。
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同社は1994年に設立。人気の局アナがフリーになった際そのプロモートを手掛ける一方、新人オーディションも積極的に展開。大学のミスコンなどに出向いてのスカウトや紹介などで採用するケースもある。これまで吉田恵、高樹千佳子、長野美郷といった歴代の『めざましテレビ』お天気キャスターも新人として発掘している。採用にあたっては清潔感と華やかさを兼ね備えたルックスの人がポイントとなっている。
新人発掘にあたり、関西在住者でスタッフの目に留まる人材に出会うケースも少なくなかったが、これまでは即東京に呼んで所属させるケースはほとんどなかった。フリーアナは主に4月と10月の改編期前に行われるオーディションに合格しないと仕事はない。何も決まらない状態で上京しても生活できる保証はない。なので「関西の番組でオーディションなどの話があれば声をかける」という仮所属の状態にとどまるケースが多かった。
今回、関西出身者で有望な人材が集まったことで「セント・フォース関西」を設立。同社スタッフが「今の段階でかなり充実したメンバー」という通り、正統派キャスター候補からグラビアなどタレント展開もできそうな人まで幅広いタイプの美女が集まる。関西ブランチの立ち上げをアナウンスしたことで、「近くに事務所があるのなら」とアプローチしてくる人の増加も見込まれ、関西の新人発掘をさらに強化できるというのも狙いだ。
また昨年、元・読売テレビアナウンサーで『情報ライブ ミヤネ屋』で人気者になった川田裕美が所属したことが、関西ブランチを立ち上げるきっかけのひとつになったという。担当者によると「川田が入ったことで関西ローカルの番組にも縁が広がっていきました」とのことで、それまでは関西の局の番組へのプロモートはほとんどやってこなかったというが、これを機に、初期メンバー9人を中心に若手キャスターを関西の番組にプロモートしていく。