無色透明の存在感! 次期CMクイーン筆頭、山本美月の魅力とは?

先日、2016年上半期の「CM起用社数ランキング」(ニホンモニター株式会社調べ)が発表された。上位には、今を時めく旬な芸能人やスポーツ選手が顔をそろえているが、そんな中、注目したいのが8社に起用され5位にランクインした山本美月。実は彼女、2015年は12社に起用され2位になっている。そこで今回は、次期CMクイーン筆頭といっても過言ではない山本の魅力に迫りたい。
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2009年に行われた第1回「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを獲得し、モデルデビューを飾った山本。その後「CanCam」の専属モデルとして活躍し、股下83センチという抜群のスタイルとファニーフェイスで10代から20代の女性を中心に多くの支持を集めた。
モデルとして頭角を現す一方で、2011年にテレビドラマ『幸せになろうよ』に出演し、女優活動も開始する。ここから、雑誌だけでなくテレビにも露出する機会が増え、山本の魅力がより多くの人に伝わることとなる。誰もが憧れるような美貌とスタイルを持ちつつ、自身を「ズボラで面倒くさがり屋」と語るなど、気取ったところがない。そのサバサバした性格は、若い女性だけでなくアラフォー世代の女性にも好意的に受け止められた。
さらに、父親の影響からアニメ好きになったと各所で語っており、自身のSNSでは、かなり気合いの入ったアニメキャラクターのコスプレを披露。アニメ愛を爆発させている。山本がヒロインとして出演したドラマ『アオイホノオ』では『銀河鉄道999』のメーテルのコスプレ姿も話題になり、男性からの支持も急上昇中だ。
美しくクールで憧れの存在である一方、私生活は“ズボラ”と公言するなど完璧すぎない。さらに、自分の好きなことに対しては、周囲を気にせず没頭できるマイペースさ…この絶妙なバランスと親近感が多くの層から支持を受けている理由だろう。幅広いジャンルの企業がイメージキャラクターとして山本を起用するのも納得できる。
また、現在放送中のドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』では、語学堪能で優秀な新入社員を演じ、10月公開の映画『少女』では心に闇を持った陰のある女子高生役を演じる。実に、幅広い役を演じているが「代表作」と言えるほど強いイメージの役はない。しかし、山本にとっては、この“イメージがない”ことも武器になっている気がする。10代の頃の石原さとみを彷彿させるような「無色透明」な雰囲気。色が付いてないからこそ、何にでも染まることができ、「日清焼そばUFO」でのドS教師役や、「シオノギ製薬」の妖精、「コミックシーモア」での漫画好き女子など、商品の魅力が山本を通してダイレクトに伝わってくる。
クールで美しく、フェミニンでありながら、コミカルでちょっと不器用そう。どんなキャラクターでも違和感がない“山本美月”がCMクイーンの座に輝くのは時間の問題かもしれない。