＜16年1月期ドラマ総括＞『野ブタ。』再現の『怪盗 山猫』、『いつ恋』話題性抜群
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『ふぞろいの林檎たち』を彷彿させるような群像ラブストーリーで、月9枠を再構築したのが、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』（フジテレビ）だった。東京を舞台に、地方から出てきた6人の男女が悩みもがきながら生き抜く5年間を描いた。今や人気を不動のものにした有村架純の細やかな演技、さらに映画を中心に活躍する高良健吾のおよそ3年ぶりとなる民放ドラマ出演で注目が高まる中、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎ら共演陣の仲の良い現場写真の公開がさらなる人気に火をつけた。番組終了後も彼らが集まってはSNSなどに写真を投稿しており、その姿を懐かしみ、うれしがるファンが、スペシャルなどで返ってきてほしいという希望を送り続けている。
NHK連続テレビ小説『あさが来た』にて五代友厚役を好演し、「五代様ロス」が叫ばれたディーン・フジオカが、どS眼鏡姿で新境地を開拓した『ダメな私に恋してください』（TBS）では、ロスになった女性たちが新たなフジオカ像に釘づけになった。また、ヒロイン深田恭子のキュートな姿に、「深キョンかわいい」熱が沸騰。おかげで、出演者らの姿をUPする公式インスタグラムは大賑わい。ちなみに、ドラマ終了後に開設した深田のインスタグラムにもファンが殺到した。こうしたSNSによる反響や視聴者とのコミュニケーションも、今のドラマ界を盛り立てる要素のひとつになっており、逆に言えば勝機を握っているとも取れなくない2016年ドラマの始まりだった。（文：赤山恭子）
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