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実写『銀魂』成功の秘訣 原作ファンを裏切らない“くだらなさ”を真剣に

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 そして素晴らしいキャスト陣をまとめあげたのが、福田監督だ。ギリギリの下ネタやパロディも原作の大きな魅力だが、福田監督の『勇者ヨシヒコ』もパロディづくしでお茶の間の爆笑をさらったシリーズ。原作者の空知英秋自身も「福田監督は『勇者ヨシヒコ』でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていた」と嫉妬するほど相性はバッチリ。また福田監督は「真面目に笑いをやる人が好き」と常々言っており、この言葉も『銀魂』とビタッとくる。起承転結のある展開も、大いに笑わせつつ決めるところはビシッと決める『銀魂』らしさをうまく映し出していたように思う。
 
 福田監督の現場は、監督の笑い声に背中を押され、キャスト陣が「もっともっと」と笑いに対して熱くなっていくような現場だとか。小栗のまっすぐな姿勢もさらに刺激を与えたことだろう。猪木っぽく叫ぶ小栗旬、全裸の中村勘九郎、エリザベス(声:山田孝之)と言い合いをする菅田将暉などなど…まさに“くだらないことを真剣にやる”の真骨頂! スタッフ、キャスト陣が全力で『銀魂』を楽しんでいることがビシビシと伝わるからこそ、実写『銀魂』は気持ち良いほどに面白い。この熱量は、実写だからこそ体感できたもの。また続編で、ニヤけてしまうほどのワクワク感をぜひ堪能したい。

 『銀魂』はブルーレイ&DVD発売・レンタル中、デジタル配信中。

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