シュワルツェネッガー熱演 狂い咲くバイオレンス! 常識を超えたSF映画『トータル・リコール』
初公開から実に30年、『トータル・リコール』が映画館に帰ってくる。言わずと知れたアクション・ヒーロー、アーノルド・シュワルツェネッガーと、オランダから来たバイオレンスの巨匠、監督ポール・ヴァーホーヴェン。このふたりが最初で最後の電撃合体を果たした1990年の時点で、『トータル・リコール』はすでに映画史における大事件といえた。それが4Kリマスターの超高画質で、いま大スクリーンによみがえる。映画界の内外を問わず、なかなか明るいニュースのなかった2020年にあってこれはとんでもない朗報だ。との思いをかみ締めつつ、改めて同作を観直してみて、これはやはり大事件だとの思いを新たにする(まあ半期に一度は再見して、毎度同じことを考えているのだが)。

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