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“めるる”生見愛瑠『恋です!』演技が高評価 女優キャリア浅くも視聴者の心を響かせるワケ

ドラマ

■女優経験浅くも視聴者の心に響く演技

 加えて、今年2月から3月に放送された深夜ドラマ『おしゃれの答えがわからない』(日本テレビ系)で女優デビューを果たし、『恋です!』が2作目のドラマ出演とまだまだ女優としてのキャリアは浅い。突然、自身の持つタレントとしてのイメージと大きく乖離(かいり)した役柄でゴールデン・プライム帯ドラマに出演するというのは思い切った挑戦だっただろう。

 しかし生見はここでしっかりヒール役に徹する真っすぐな芝居でインパクトを残す。第4話では、学生時代にイジメを受けていたところを森生に救われ、心のよりどころと慕うようになった経緯も描かれた。生見は感情を抑えた芝居で、一つひとつのセリフを絞り出すように森生への気持ちを語る。こうした言葉の端々からは、譲れない恋心への必死さが痛いほどに伝わってきた。

橙野茜(ファーストサマーウイカ)&橙野ハチ子(生見愛瑠)&赤座ユキコ(杉咲花) 『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』第6話場面写真 (C)日本テレビ
 加えて、ユキコに対して向ける意地悪そうな表情は、これまでの生見が全く持ち合わせていないものであることから、多くの人の記憶に残るシーンとなったのではないだろうか。こうした表情を躊躇(ちゅうちょ)することなく引き出せたのもまた、生見が芝居に対してもバラエティーやモデル業と同様に真摯(しんし)に向き合ってきた結果だろう。素直で真っすぐさが光るバラエティーでの姿と同じように、芝居にも真っすぐ、体当たりでぶつかったその“純度”が作品と呼応し合い、多くの視聴者の心に響いたのだ。

 生見にとっては始まったばかりの女優業だが、幸先は好調と言っていいだろう。さらにバラエティーでの知名度や、モデルとして得た同世代からの支持を加味すると、これから大きく花開く可能性も。作中ではようやく和解したユキコとの友情にも関心が集まっており、これからさらに生見の持ち前の人柄の良さを感じさせるシーンが増えるのではと期待が高まる。引き続き『恋です!』での生見の活躍に注目したい。(文:Nana Numoto)

 ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』は日本テレビ系にて毎週水曜22時放送。

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