ミスマガジンの6人が明かす、グラビアを始めて“変わったこと”
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映画『ベイビーわるきゅーれ』で人気映画監督の仲間入りを果たした新鋭・阪元裕吾監督の最新作『グリーンバレット』で主演を務めるのが、ミスマガジン2021の受賞者である和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣(※)、大島璃乃、内藤花恋だ。最強殺し屋・国岡の活躍を描くフェイクドキュメンタリー『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』の続編に突然抜てきされた彼女たちは、どんな心境で“新米殺し屋”という役柄に挑んだのか。グラビア活動を経て主演映画公開、その道のりも振り返りながらそれぞれの思いを尋ねた(※辻は1点しんにょうが正式表記)。
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■ミスマガジン6人で主演 喜びと不安も
和泉芳怜
――ミスマガ6人で映画に主演と聞いたとき、どう感じましたか?
和泉:演技にも自信がなかったし、運動も苦手なのでアクション映画と聞いたときはとても不安でした。まさかミスマガになってから演技に挑戦するとは思っていなかったので。
山岡:芸能の世界に入って初めての仕事がミスマガでした。演技は経験が全くないので『私で大丈夫かな』と思いました。
天野:ものすごくうれしい気持ちと感謝でいっぱいでした。まさか、お芝居をやらせていただけるとは思っていなかったので。
辻:演技をやったこともなく、私は普段、映画やドラマもほとんど観ないので、自分が関わってこなかったものに挑戦することに驚きました。“未知の世界への挑戦”というのが正直な感想です。
大島:小さい頃から映画が好きで女優さんになるのが夢だったので、自分が映画の中で役として生きられることがとても楽しみでした。
内藤:ミスマガ6人で映画に主演という事実に直面し不安もよぎりましたが、それよりも、ワクワク、楽しい、うれしいという陽の感情が強く湧き上がりました。
天野きき
――台本を読んだときの感想をお聞かせください。
和泉:笑いが絶妙なバランスで散りばめている感じがすごく好きだと思いました。もちろん、ストーリーの面白さにも惹(ひ)かれたし、この映画に主演できる喜びを実感しました。
山岡:(自身が演じる)今井美香は(天野が演じる)神里はるかとバディのような関係だけど、はるかが人の話を聞いてくれないので、美香は基本一人でしゃべっています。はたから見たら、ほぼ独り言状態! いろいろしゃべっているのに、ほとんど聞いてもらえないという状況はとても面白いと思いました。
天野:「映像になったら絶対面白い!」と思える部分がたくさんあって、台本を読むのがすごく楽しかったです。ほかのキャストの演技をいろいろと想像しながら読み進めて、“THE コメディー”の世界観を堪能しました。
辻:役を頂き本当にありがたいという気持ちと、台本を読み進めていくうちに、自分がこれをやって大丈夫なのか、という不安が大きくなっていきました。実際に撮影が始まってもしばらくは、大丈夫なのかなという気持ちは残っている状態でした。
大島:読んでいると演じる人の要素がキャラクターの中にちょっとずつ入っていることに気が付きました。本人とキャラクターを照らし合わせて読み進めるのがとても楽しかったです。観てくださる方には役とキャラクターの重なる部分を想像したり、見つけたりしながら映画を楽しんでほしいと思いました。
内藤:個性豊かなメンバーが出会い、成長していく物語が描かれます。まるで少年漫画を読んでいるようなワクワク感があるし、思わずクスッと笑ってしまう部分も、ちょこちょこ登場します。台本を読んでいるときから「絶対面白い映画になる!」と確信しました。
内藤花恋
――監督との面談を通じて、演じるキャラクターには皆さんの要素も入れたとのこと。役とご自身との共通点を教えてください。
和泉:私にすごくそっくりでびっくりしました。監督には見せていなかったはずなのに、人と話すことをめんどくさいと思っているタイプだと気付かれたようで…。心が読まれたというか、見透かされた気がしました(笑)。
山岡:基本、一人でベラベラしゃべるけれど、相手が聞いていないと分かったら「まあ、いいっか」って思ってしまうところは私にもあります。独り言のようにボソッと話すところも似ていると思いました。
天野:自分では割といろいろ考えているほうだと思っているのですが、周りには何も考えてなさそうに見えているのかな。何も考えない感じを演じるのは意外と難しく、コツをつかむまでは時間がかかったので、あまり似ていないのかもしれません。
辻:似ている部分をちょこちょこ感じながら演じられたので、思っていたほどお芝居に難しさを感じずに取り組めました。演じている人の個性も感じられるキャラクターになっているので、キャストとキャラクターを見比べながら楽しんでほしいと思います。
大島:鹿目梨紗は超がつくほどの真面目な子。私自身も梨紗と同じようにかなり真面目なタイプです。めちゃくちゃ一生懸命練習したのに、本番でできないなんてことはしょっちゅうだから、共感しかなかったです。
内藤:私は正直、キャラとの共通点は見つけられませんでした。みんなからも「全然似ていない」と言われました(笑)。でも、監督からは私ってこんなふうに見えるのかなって、思ったりもして…。確か、強い役をやりたいとは伝えたので、それがあのすさまじいキャラにつながったのかなと思っています。