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クロちゃん、『水ダウ』初出演から8年 目隠しされたときの“こだわり”とは

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■「人のせいにする」で生きやすく 次のステップは「もっと人のせいにする(笑)」



――人のせいにすると、生きやすくなりますよね。本書でもつづられている「他罰的思考」ですが、何かきっかけはあったのですか。

クロちゃん:今は“鋼のメンタル”とか言われてますけど、小さいときは誰よりも弱くて、虫もおばけも大嫌いで、泣き虫ですぐに泣いてたんです。そういう弱い自分に耐えきれなくなり、小学2年生のとき、「人のせいにしよう」となった。よく親や学校の先生は、「人のせいにしちゃいけませんよ」って言うけど、このネガティブワードが僕の経験でポジティブワードに変わりました。勉強ができなくて怒られて、いつもは泣いてたけど、「先生は自分がきちんと教えられないのを僕のせいにするスキルの低い人なんだな」と先生のせいにしてみたら、自分のメンタルへのダメージが減ったんです。そうなったら、次のステップがあって…。

――おー! 反撃には続きがあって…。

クロちゃん:もっと人のせいにする(笑)。先生ができない人間だから、俺が予習してやろうかなっていう“上から目線”になれる。怒られて勉強すると100%や120%の力を出さないといけないけど、“上から目線”だから肩の力を抜いて50%ぐらいのがんばりで済みます。普通に人のせいにするだけだったら、次もまた人のせいにする繰り返しだけど、僕は中途半端じゃなくしっかり人のせいにした(笑)。僕をいじめて泣かせた同級生に対しても、その子と同じ立ち位置だからダメなんだと思って、学級委員長になって自分のランクを上げたし。それで、その子の悪さをねつ造して、先生にチクるようになりましたし…。

――いい話なんだか悪い話なんだか(笑)。でも、それが防御策だったんですね。昨年末の『水曜日のダウンタウン』の企画「MONSTER LOVE」では、20歳年下の恋人・リチさんができました。

クロちゃん:リチはもともと、あの番組で映る僕の家が近所だっていうところから意識しはじめたみたいで。彼女は物件を見るのが好きだから、僕がどのへんに住んでるのかもだいたい分かってて、近所まで来て見てたらしいです。僕のSNSも見て、同じところにも行ったことがあるらしいです。ところが、いくら探しても5年ぐらい会えなくて…。僕にどうしても会いたくて、企画に参加したんです。

――それを聞いたとき、どう思いましたか。

クロちゃん:「ストーカーじゃん」と思いました(笑)。まぁ、それだけ好きでいてくれたんだって気持ちになりましたけど。

(取材・文:伊藤雅奈子 写真:松林満美)

 『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる! クロちゃん流モンスターメンタル術30』は徳間書店より発売中。価格は1650円(税込み)。

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