『はやく起きた朝は...』松居直美×磯野貴理子×森尾由美が紡いだ30年の絆 番組長寿の秘訣とは?
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磯野貴理子
――20〜50代という、いろいろなことを経験する年代をこの番組と共に歩んでこられました。30年の間、「この仲間がいて良かったな」と実感した瞬間があれば教えてください。
磯野:東日本大震災のときには、直美ちゃんがすぐに「貴理子ちゃん、大丈夫?」と電話をくれた上に、トイレットペーパーなどいろいろと重いものを抱えてきてくれました。その後も夜中に停電になったことがあったんですが、そのときには由美ちゃん、直美ちゃんが同時に連絡をくれたんです。「二人に守られているな」「私は一人じゃない」と感じて、夜中にすごくうれしくなって。そうやっていつも二人が心配してくれて、本当にありがたいなと思っています。
森尾:この年齢になると「こういうことはあまり人には話さない方がいいかな…」と恥ずかしくなったり、いろいろと考えたりしながら話したりするものですが、ここでは、良いこともちょっと言いづらいようなことでも、何でも言えてしまう。最近は孫の話ばかりさせてもらっていますが、お二人が何でも聞いてくれるんですね。何でも話せるような雰囲気を持っているんです。三人とも生き方や考え方も違うので、「私はこう思う」というアドバイスをくれると、「ああ、そうか。そういう考え方もあるんだ」と気楽になれるんです。
磯野:そうなの!? こういった話は普段聞いたことがなかったので、すごくうれしい! 由美ちゃん、ありがとう!
松居:私も由美ちゃんと同じです。何か話したとしても、二人は絶対に否定しない。それがすごくうれしいですし、私はそんな二人から見習うことばかりです。貴理子ちゃんと由美ちゃんって、自分の面白さに気づいていないところがあって。私が笑うと、「これって面白いんだ!?」という顔をするときがあるんですよ(笑)。私は、二人の面白さをこんなに近くで見られるということが、とてもうれしくて。多分、私が一番視聴者の方々と同じ目線で二人のことを見ていると思います。
磯野:私と由美ちゃんは、直美ちゃんが笑ってくれるとすごくうれしいの。直美ちゃんって、そういう存在!