『下剋上球児』中沢元紀×兵頭功海×菅生新樹×奥野壮、半年におよぶオーディションで築いたチームワークに自信
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日曜劇場『下剋上球児』場面写真 (C)TBS/撮影:ENO
――皆さんが演じられるキャラクターについて教えてください。
菅生:僕が演じる日沖誠という人は、本当に愛があふれている人だなと思います。野球に対しても、人に対してもハートフルで、みんなと一緒に野球がしたいという気持ちで行動するキャプテンです。野球は全然上手くないけれど、みんなに対して愛を持っている。ついていきたいなと思われるキャプテンになるよう演じたいと思っています。自分も人が大好きなので、そういう部分は似ているのかな。現場でも僕が一番しゃべってる自負はあります(笑)。
奥野:菅生が演じる誠とは正反対で、僕の演じる野原舜は、2年生なんですけどちょっと嫌な先輩ですね。新しく入ってきた1年生にイチャモンをつけるじゃないですけど…。
中沢&兵頭:被害者です(笑)。
奥野:(笑)。ヤンキーではないけど、ちょっとやんちゃな部分があるような生徒で、野球に対しても、こいつは真面目にやっているのか?どうなんだ?というところがある役柄です。そんな野原の抱えるものは、ドラマで見ていただければと思います。
奥野壮
菅生:壮自身も現場でそんな感じです(笑)。
奥野:待って! 本当に思われるから!(笑)
兵頭:壮はかわいらしい。野原は怖いけど。でも、ちょっと、壮にもそんなところあるかな?(笑)
奥野:やめろって!(笑)
兵頭:僕が演じる根室知廣は気弱な性格で引っ込み思案。緊張しておなかが痛くなって受験に落ちてしまった少年です。塚原監督は根室に対して、なにか1つが足りなくてこれまでの人生恵まれなかった男の子が、南雲先生と出会ったことによって、恵まれなかったところが1つ1つ埋まっていき、変わっていく瞬間を表現したいとおっしゃっていて。根室として人が変わっていく様子を伝えられたらいいなと思っています。
兵頭功海
中沢:僕が演じる犬塚翔は、小日向さん演じる大地主の孫で、いわゆるボンボンなんですけど、野球はめっちゃできるけど、推薦が来た強豪校も勉強が苦手で入試で落ちてしまうような子なんです。エースピッチャーなので、マウンドに立つ姿だけで説得力があるような存在感や威圧感が表現できるように、いろんな野球選手の研究をして役作りをしています。翔は心の中は繊細で、表に出す熱さはあまりないけど、内に秘めた熱さは一番なんじゃないかなと思っているので、僕自身と重なる部分があるかなと感じています。
――お話の雰囲気から、中沢さんはチームの愛されキャラな感じですか?
菅生:自分で“愛されキャラです!”って言ってみて(笑)。
一同:爆笑
兵頭:中沢くんとはオーディションから一緒で、近くでよく見てきましたが、オーディションの時と撮影に入ってエースとしてマウンドに立っている姿が全然違う。練習をたくさんやってきたというのを自分では出さないんですけど、僕は野球をやっていたので少しは分かるのですが、本当に頑張ってここまでやってきたんだなと。背中で語る感じが中沢くん本人にもちゃんとあります。
菅生:いいこと言った! 僕が言ってたことは全部場を盛り上げるための冗談です。こんな部活みたいな雰囲気で仲良くやってます!(笑)
中沢&兵頭&奥野:(笑)
(取材・文:編集部 写真:高野広美)
日曜劇場『下剋上球児』は、TBS系にて10月15日より毎週日曜21時放送。