『パリピ孔明』本渡楓&置鮎龍太郎が大切にする、“夢を叶えるための原動力”とは?
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3月1日より全国の劇場で公開されるアニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』。本作は、2022年に放送されたテレビアニメを劇場版として再編集。英子が日本最大級の音楽イベント・サマーソニアの出演権を得るまでの道のりが、今作のために新規カットが追加されたライブシーンを交え描かれる。今回、主演を務める本渡楓と置鮎龍太郎に「夢を叶えるための原動力」をテーマに話を聞いた。
【動画】英子と孔明のような信頼関係! 本渡楓&置鮎龍太郎が『パリピ孔明』の魅力を語る
■孔明が持つ“絶対の安心感”
――2022年春のテレビアニメ放送から約2年の時を経ての劇場公開となりますが、決まった際のお気持ちは?
本渡:本当にびっくりしました。『パリピ孔明』はテレビアニメ放送時から周囲からの反響が大きく、この作品を通じて私のことを知ってくださったという声も届いていたので、やはりみなさんの心に響いていたからこその劇場版なんだなと感じ、とても嬉しかったですね。
置鮎:今回総集編の劇場公開となりますが、新規のナレーション収録もありつつ、応援上映・極音上映など、いろいろなバージョンで上映されるので、テレビ版とはまた違った楽しみ方ができそうだなと思いました。
アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』メインビジュアル (C)四葉タト・小川亮・講談社/「パリピ孔明 Road to Summer Sonia」製作委員会
――改めてお二人が演じるキャラクターの紹介をお願いします。
本渡:私が演じる月見英子は、歌手を目指す女の子です。才能はあるものの、自分に自信が持てず、夢に向かってどう進むべきか迷っているときに、孔明と名乗る謎の男性に出会い、成長していきます。ただ、英子はいまだに彼が本物の諸葛孔明だとは思ってないんです(笑)。
置鮎:英子にとってはコスプレおじさんなんだね(笑)。
本渡:でも、作中のストーリーで彼の言った通りのことが彼女の目の前で実現していって。そうして孔明が導き、引っ張ってくれたことですごく頼もしい女の子になったと思います。
置鮎:孔明は歴史上の人物ですが、なぜか若返ってハロウィンで仮装まみれの渋谷に現れ、英子に出会います。彼女の歌に魅了され、転生前に自分が成しえなかった主君への想いを彼女を通じて成し遂げようと行動していきます。
本渡楓
――物語の導入から引き込まれる設定ですよね。本渡さんは孔明とのエピソードでとくに好きなシーンはありますか?
本渡:たくさんあるのですが、第1話の後半で自信を失くして落ち込む英子の背中を孔明が押してくれるシーンはとくに感動しました。孔明はどのシーンをとっても穏やかで、見ていてすごく安心するんです。それは彼が持つ自信の表れからくるものなのかなと思うのですが、その“絶対の安心感”が孔明の魅力だなと思います。
――置鮎さんが感じる英子の魅力は?
置鮎:英子さんは、“完璧ではない”ところに人としての魅力があると思うんです。孔明も「自分がなんとかしてあげれば、この人はこれから大きく花開く存在だ」と可能性を見抜いているように、迷いながらも先へと進んでいける。そこが彼女の素晴らしい魅力だと思いますね。