當真あみ、この春高校卒業 「役柄の幅が広がることが楽しみ」さらなる飛躍に意欲
『妻、小学生になる。』でのデビュー以後、大河ドラマ『どうする家康』、『大奥「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」』、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』と、さまざまな作品と共演者に恵まれ、成長を続けてきた。これまでの3年を「お芝居がすごく楽しいと思いながら過ごせた」日々と振り返る。「最初はやっぱり、セリフを覚えなきゃ、現場で飛ばしちゃ絶対ダメだとセリフのほうに意識が傾いていて、その緊張が強かったんです。でも今は、周りの俳優さんのお芝居を受けて、それをどういうふうに返したら面白いかなとか、こういうふうにしたほうがいいなとか、そんな考えに持っていけるようになりました」と、自身でも芝居への意識の変化を感じているそうだ。
この春には高校を卒業する。「お仕事はお仕事で真剣にやって、学校は友達に会いに行く感覚で行っていたので、どっちもすごく楽しくできた3年だったなと思います」。友達にも恵まれたといい、「仕事が休みの日には一緒に映画を観に出かけたり。映画が好きな友達が何人かいるのですが、映画って絶対に1人で観に行きたいという人と、みんなで行けるよっていう人に分かれると思うんですけど、みんな誰かと一緒に行くのが大丈夫な友達なんです。映画を観た後に『こうだったよね』と話す時間がすごく楽しいです」と普通の高校生活も楽しんでいる様子。ただ自身の出演作は「恥ずかしいので」一緒に観たことはないそうだ。
春からの新生活に向けての抱負を聞くと「1つ1つのお仕事に真剣に向き合って、楽しんでできるようにしたいなと思っています。これまで高校生の役をさせていただくことが多かったので、これから自分も高校を卒業したことで役柄の幅も広がって、いろんな作品に挑戦できたらいいなと思っています」と意欲的だ。
プライベートでは「編み物をしたり、カメラを始めてみたりしています。意外と動き出すのが遅いので、今年もなにか一つは新しいことに挑戦できたらなと思っています」と語る當真。芝居を楽しむ心でまっすぐに作品に向きあう彼女が、今後どんな成長を見せてくれるのか楽しみで仕方ない。(取材・文:渡那拳 写真:高野広美)
土曜ドラマ『リラの花咲くけものみち』は、NHK総合にて2月1日より毎週土曜22時放送。