乃木坂46・与田祐希が語る、卒業を決意した理由 これからの活動への思い
関連 :
――ここからは卒業に関してもお聞かせいただけたら。まず、卒業については、いつ頃から考えていたのでしょうか。
与田:卒業を考えたのは、「もうここでやれることはないのかな」と感じたときで、いろんな経験をさせていただいて、やり尽くしちゃったのかなって思ったんです。後輩も増えてきて、「自分ができることはもうないのかも」とも考えました。でもそのときに、「まだ乃木坂で残せるものがあるかもしれない」「自分の経験を活かして、後輩たちを支えてあげたい」と考え直して、ここ最近の2〜3年を過ごしてきました。
そこからはメンバーとの距離もさらに縮まったり、後輩ともたくさん話せるようになったりして、すごく充実していました。それで「今がすごく楽しい」と思えたタイミングで、「次のステージに進もう」と卒業を決意したんです。
――最終的に決断したのはいつですか。
与田:ツアー(「真夏の全国ツアー2024」)の前には決めていました。
――誰かに相談は?
与田:卒業については、誰かに相談して決めることじゃなく、自分で決めたいと思っていました。
――全国ツアーの前には決めていたとのことですが、神宮公演最終日のMCでは、ご自身の卒業について、ファンに対して「私がいつの日か報告するまでは考えずに聞いてほしい」と前置きしたうえで、「この景色を忘れることは一生ないだろうなと思います」などと話していましたよね。
与田:あのときは、自分の気持ちをしゃべると、何を話しても「卒業確定」と言われそうだったから、「まだ言わないでほしい」と念押ししたつもりだったんです。それでもやっぱり結構言われちゃいましたね(笑)。
――「この景色を忘れることは一生ない」という言葉に、卒業を想像したファンも多かったのではないかと…。
与田:でも、それは毎年思っていることなんです。おととしの神宮でも、うるうるしてたんですよ。ここ3年くらいは毎年、「最後かもしれない」っていう気持ちでステージに立っていたし、「あと何回この景色を見られるんだろう」と考えたりもして。そういう意味では、あのときも特別変わった気持ちではなかったんです。
――話し終えた後の気持ちはどうでしたか。
与田:スッキリしてました。ファンの皆さんにちゃんと感謝も伝えられましたし。でも、「こんなに卒業だと言われるとは…」と少し驚きもしました(笑)。「卒業って言わないでほしい」って伝えたから大丈夫だろうって思ってたんですけど(笑)。