『阿波連さんははかれない』水瀬いのり&寺島拓篤が語る“恋”と“ハチャメチャ”の行方
関連 :
――第1期を経て登場人物も増えてきましたが、お気に入りのキャラクターは?
水瀬:私は石川くん(CV:柿原徹也)ですね。見ていて「初めての感情」を抱くような、新鮮で不思議なキャラクターだなって。ただのクラスメイトにしておくにはもったいない存在ですが、スポットライトを当てないからこその魅力もあって、つい気になってしまうんです。
佐藤さん(CV:楠木ともり)もそうですが、メインではないキャラクターたちにも華があり、彼らが阿波連さんたちと同じ世界にいることで生まれる面白さがすごく素敵だなと感じますし、ライドウくんと阿波連さんがクールでモノローグ多めなキャラクターなだけに、石川くんが「おはよう!」と明るく声をかける姿を見ると、「あ、ちゃんと学生生活してるんだな」と思えるんですよね。そうした学校全体の温かい雰囲気を見ていると、すごく安心します。
水瀬いのり
寺島:僕は阿波連姉弟がすごく可愛いなと思います。家族仲が本当に良くて、見ているだけで微笑ましいんですよね。れん役の久野美咲さんと、える役の日高里菜さんが、絶妙なさじ加減で演じているからこそ、「こんなの見たことないぞ!」というユニークなキャラクター像が完成していて。
でも、同時に「阿波連さんをお姉ちゃんに持つ家族なんだな」としっかり納得できる人物像にもなっているんです。そのバランスが絶妙で、登場するたびにその温かさや面白さに癒されていますね。
寺島拓篤
――アフレコ現場も学校みたいに賑やかそうですね。
寺島:(コロナ期間中だった)第1期の頃は分散収録が多かったので、キャスト全員が揃うことがほとんどなかったんです。だから、第2期でみんなと一緒に収録できたのは本当に嬉しかったですし、その喜びもひとしおでしたね。
水瀬:私たち2人は比較的固定で一緒に収録することが多かったんですけど、それ以外のキャラクターについては、オンエアで初めて演技を聴くことがほとんどで。今回の収録で桃原先生役の花澤香菜さんの「あはれ」っていう吐血シーンを生で見ることができて、体を揺らしながらお芝居されているのを目の当たりにして、「さすが香菜さんだな」と感動しました(笑)。
寺島:すごい迫力だったよね(笑)。あと、ずっとみんなで夢の国の話をしてましたね。イベントがいつやってるとか、グッズがどうだとか、そんな話題で盛り上がっていて。賑やかにしていたら、音響監督の阿部信行さんも「楽しそうだね」って自然に会話に入ってきてくれるんですよ。それがまた嬉しかったですね。
水瀬:「先生が来た!」みたいな感じで、みんなでワイワイ盛り上がっていましたよね(笑)。毎回差し入れのお菓子をいただくことも多くて、すごく和気あいあいとした雰囲気でしたね。リラックスしながら、それでいて濃密な時間を過ごせた収録現場だったなと思います。
(左から)寺島拓篤、水瀬いのり