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『阿波連さんははかれない』水瀬いのり&寺島拓篤が語る“恋”と“ハチャメチャ”の行方

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テレビアニメ『阿波連さんははかれない season2』インタビューより(左から)寺島拓篤、水瀬いのり
テレビアニメ『阿波連さんははかれない season2』インタビューより(左から)寺島拓篤、水瀬いのり クランクイン! 写真:吉野庫之介

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 4月7日よりTOKYO MXほかにて放送開始となるテレビアニメ『阿波連さんははかれない season2』。本作は、小さくて物静かな阿波連れいなと、彼女の隣の席に座るライドウの関係性を描いた青春ラブコメディ。2022年に放送されたテレビアニメ第1期から約3年、ファン待望の第2期がスタートする。クランクイン!では放送開始を記念して、阿波連れいな役の水瀬いのりとライドウ役の寺島拓篤にインタビューを実施。作品や役柄への思いに加え、「コミュニケーションで大切にしていること」をテーマに話を聞いた。

【写真】水瀬いのり&寺島拓篤のインタビュー撮りおろしが満載!

■第2期で深まるキャラクター同士の関係性

――第2期の制作を知った際の気持ちを教えてください。

水瀬:第1期の最終話で、エンディングに玉那覇さんが登場したんですよね。あの瞬間、「ただの生徒ではないだろうな」と感じさせるオーラを放つ新キャラクターが出てきて、「もしかして、これ続きがあるのかな?」と視聴者のみなさんも期待していたのではないでしょうか。

第2期が形になったというのは、第1期を応援してくださったみなさんのおかげですし、その反響が届いた結果だと思います。本当に「待ってました!」という気持ちですし、視聴者のみなさんや原作ファンの方々にとっても待望の第2期だと思います。

第1期のアフレコ中から「もし続きが作られるなら、こんなシーンも見られるかもしれないな」と思いながら演じていた部分もあったので、第2期でライドウくんとれいなちゃんの物語をまた演じられること、そしてアニメーションとして楽しめることが、本当に嬉しいです。

寺島:僕も、本当に素直に「嬉しい!」という気持ちが一番でしたね。『阿波連さんははかれない』は演じていて楽しくて、ライドウくんとしてあの独特な空間にいられる時間がすごく幸せだったんです。

収録時よりも、放送を観ているときに「また戻りたい」と感じたことが多くて、第2期制作の話を聞いたときは、本当に嬉しかったです。早く収録が始まらないかなと、ずっと心待ちにしていました。

第1期で登場したキャラクターたちの関係性が深まり、それが第2期のスタート地点になるので、また新しい賑やかさが生まれるんじゃないかと感じています。

テレビアニメ『阿波連さんははかれない season2』キービジュアル(C)水あさと/集英社・BILIBILI
――第1期を振り返って「これは演じていて面白かった!」というシーンは?

寺島:最初に印象に残ったのは、阿波連さんにとにかくミートボールを詰め込まれるシーンです。本当に楽しくて、「こういう作品なんだ!」と衝撃を受けたシーンでした(笑)。タイトルの『阿波連さんははかれない』がまさに体現されたような場面で、モゴモゴ言いながらも内心ではかなり驚いているライドウくんは演じていてすごく面白かったですね。

水瀬:私はライドウくんの妄想によって、想像もしなかったれいなちゃんが具現化されるシーンですね。妄想バージョンのれいなちゃんを演じる機会がたくさんあって、本来の彼女では考えられないようなことが、ライドウくんの頭の中ではどんどん宇宙規模で広がる。そのギャップがすごく楽しくて、笑いをこらえるのが大変でした(笑)。

――そんな第1期を経て付き合い始めた阿波連さんとライドウくんですが、第2期での収録を通じて、ご自身の演じるキャラクターの変化を感じる部分はありましたか?

水瀬:れいなちゃんが恋をする姿って、最初はなかなか想像がつかなかったんです。ライドウくんとの距離感も、友達から少しずつ異性への意識や恋心に変わっていくところがあって。でも、この2人の関係って、いわゆる王道のラブコメとはやっぱり違うんですよね。この2人にしか分からない独特の距離感や空気感があって、そこが本当に魅力だと思うんです。

それがだんだん演じている私にも見えてきて、「こんなにもれいなちゃんはライドウくんを想っていたんだ」と感じる瞬間が増え、第2期では胸が少し痛くなるような切なさを覚える場面も多くて。

もちろん、これまでと変わらない2人ならではのシュールな笑いも健在です。ただ、その笑いに、お互いを想う気持ちが加わることで、ちょっと切ない展開がプラスされている。そこが第2期ならではのれいなちゃんの新しい一面だと思います。

水瀬いのり
寺島:ライドウくんは内面的にはしっかり変化があるんですけど、表情があまり動かないキャラクターなので、第1期からの表面的な変化はほとんどないんです。見ていると、阿波連さんの方が顔を真っ赤にしたり、慌てたり、小さな仕草の中に大きな感情の動きが見える場面がたくさんありますよね。でもライドウくんの場合、それが表には全然出てこないんです。

とはいえ、2人とも内側の世界はすごく広がりがあって、そこがこの作品の面白いところだと思います。恋愛関係として「お付き合いしています」というセリフがあったとしても、それで彼の感情が大きく揺れるようなことはなくて、むしろ、受け止めたことにはしっかり向き合う姿勢を貫いているのがライドウくんらしさだと感じます。

第1期の終わりで、阿波連さんとの関係性は彼の中でもきちんと形作られているので、そこからさらにどう関係が深まっていくのか、あるいはライドウくん自身に変化が生まれるのか、それとも全く変わらないのか。そうした点に注目していただけると、より楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

寺島拓篤

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■登場人物が彩る『阿波連さん』の世界

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