令和ロマン・くるま×ラランド・サーヤの“仕事と恋愛の境界線” 「プライベートありき」な働き方とは
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――2作目『結婚学入門』では、お仕事と恋愛のバランスもテーマになりました。サーヤさんはもともと会社員をしながら、今は事務所社長と芸人を掛け持ちされるという多忙な働き方をされています。お仕事とプライベートのバランスはどのように取っていますか?
サーヤ:「work hard play harder」なタイプなんです。
くるま:な、なんだ今の標語?
サーヤ:(笑)。よく働いて、もっと遊ぶ。それでなんとか今、精神を保ってるんです。
くるま:すごいよね。ほんと元気よね、あんたは。
サーヤ:働いた分遊んでストレスを発散するし、エピソードトークも得られるし。だから、“プライベートありき”でもある感じがしますね。
ラランド・サーヤ
――一方でくるまさんは本編中で、仕事と恋愛を切り離せないと話していました。
くるま:僕あんまり、境界線がないんですよね。あまりオンオフみたいなものもないですし、ずっとこのまま喋ってる。だから、逆に普段の生活や友人関係にも仕事が影響します。「仕事」だとあんまりまだ思えてないかも。プロ意識、少し低いかも。
――(笑)。本編中ではサーヤさんが「恋人の前でふざけてしまう」というお話をされていて、それに対してくるまさんが「お笑い芸人だから仕方ない」と返す場面がありました。お笑い芸人さんたちにとっての“恋愛あるある”は他にもあるんですか?
くるま:芸人って、普段のエピソードをちょっと盛って話したりするわけじゃないですか。そうすると、パートナーから「そんなこと思ってんの?」って……本気だと思われちゃうことあるよね。
サーヤ:プライベートでのことを(番組などで)話したときに「あれ私のこと?」みたいになるってこと?
くるま:そうそう。そんなの(何を言ったか)もう覚えてないよ……。芸人ですからなんとなく喋ったんですよ、すいませんねっていう時はありますね。
令和ロマン・高比良くるま
サーヤ:私は外で喋りたいから、割と最初に許可を取るパターンが多いかな。「今の話喋っていい?」とか。「言っていいよ」って人もいれば、「なんで~?」って人もいるから、そこは確認しておきますね。
――お仕事とプライベートのバランスが難しいという悩みはありますか?
サーヤ:まったく無い。
くるま:この仕事は、“境目”を作っちゃう人ほど、だんだん辛くなっちゃう人が多いかもしれないですね。あんまり向いてないというか。たまにいるけど、そういう人はアーティスト向きだよね。
サーヤ:そうだと思う。音楽とか役者さんとかの方がいい。
くるま:芸人には、境界線を引かないのが得意な人が多いですね。
サーヤ:恋愛のネガティブ面がおいしいと思う職業だもんね。
くるま:パートナーからあんまり興味ないジャンルの話とか聞かされる時ってあるじゃないですか。そういう時、普通の人だったら「嫌だな」とか思うけど、僕はその時に頭の中ではネタ考えてましたもん。
サーヤ:(爆笑)。女の子のオチのない話の間にネタ作ってたの?
くるま:そこで作ったネタいっぱいある。脳が空くじゃん。
サーヤ:「空く」って言うなよ(笑)。
くるま:鼻から「うんうん」って音だけ出しながら脳が空いてて、めっちゃいいのがね、残るんだよね。
サーヤ:人間観察にもなるしね。