コント師・かが屋が語る“恐怖と笑いの共通点” 主演ホラードラマで光る演技力のルーツも
――かが屋さんはドラマにバラエティにラジオといろいろな露出をされていますが、その中でもやっぱり舞台でコントを観てほしいという理由は何かありますか?
賀屋:うーん、好きですからね。やっぱり最初にかっこいいと思って憧れたのがコントだったので。バナナマンさんとか。もちろん漫才もかっこいいと思いますが、でもやっぱり僕はコント。自分とは違う人になって爆笑を取っている、そんなところがかっこいいと思いますね。
加賀:僕は、“得意なものを好きになる”っていうところはあると思うんです。場を回したり盛り上げたりというところではあまり褒められてきていないので……何ができるかなって考えた時に、お話を考えたり演技したり、別の人になりきるということを褒めてもらった記憶があるのでそこに重心がある。その結果、コントなんじゃないかなと。
――今年の『ABCお笑いグランプリ』決勝で披露されたコントも、お2人の演技力に圧倒されました。その技術はどこで身につけられたんですか?
賀屋:僕はやっぱりライブとかにたくさん出たからじゃないかな、それくらいしかない。
かが屋・賀屋壮也
――最初からうまくできたわけではなかったんですか?
賀屋:いや、もう全然ですよ。2人で練習したり、東京03さんのコントの真似したりとか……ネタを練習することじゃないですかね、やっぱり。積み重ねだと思います。
加賀:僕は、なんで演技がうまくなったかっていうのがわりとはっきりあって……父親がめちゃくちゃ怖かったんです。顔色をうかがいすぎて……。
賀屋:悲しい……。
かが屋・加賀翔
加賀:おばあちゃんが持ってた三面鏡に顔を突っ込んでパタンって閉じたら、全方向から自分の顔が見えるんですよ。そこで笑う顔とかめちゃくちゃ練習したんです。悲しいですね……書けない? これ(笑)。
賀屋:全部書いてくださいね(笑)。

