コント師・かが屋が語る“恐怖と笑いの共通点” 主演ホラードラマで光る演技力のルーツも
――3年演じられてきた鬼頭と江尻ですが、趣味や好きなものなどそのパーソナルな部分は結構まだまだ謎です。お2人は趣味のこともよくお話されていますが、趣味や好きなものは仕事にどんな影響がありますか?
加賀:僕はもう趣味がないと。お笑いも最初はめちゃくちゃ趣味だったので、その延長になっているというか。人よりもそういうものにのめり込みやすくて、お金も時間も使いたいタイプなんです。趣味があるおかげで潤っているというか、いろいろな意味で生活が豊かになっているなと思いますね。
――加賀さんがカメラを趣味にされていることはよく知られていますが、最近ではカメラのお仕事も多くなってきています。趣味が仕事になることに辛さなどはないですか?
加賀:これは才能だと思うんですけど、カメラは本当に1回もしんどかったことがないですね。持っていくのが重いとかはありましたけど(笑)。カメラをきっかけに会いたい人にも会えているので……僕はすっごくずるいと思いますね、むしろ。
――賀屋さんはいかがですか?
賀屋:僕は加賀と比べると、のめり込まない方なのかなと思って。広く浅くというか。映画やドラマが好きで、大学の時には1日に3本映画を観ていた時期もありました。マンガも好きだし、あとは小さい頃から絵を描くのも好き。今は、絵が上手になりたいなって思っています。今、もっと上達したいという気持ちがあるのが良いな、うれしいなと思っていて。また飽きるかもしれないけど(笑)。
――でも、飽きたらすぐに次の趣味が出てきそうですよね。
加賀:賀屋、一時期韓国ドラマにすごくハマっていて。(スマホの)待ち受け誰だっけ?
賀屋:誰だっけ……(スマホを見せて)あ、ソン・イェジンさんです。
加賀:韓ドラにハマって待ち受けにしたのに、待ち受けにしたとたんに韓ドラの話を全くしなくなったんです。今も名前出てこなくてびっくりした(笑)。
賀屋:マジでそういうところがあるんですよ(笑)。1ヵ月に1つくらいのペースでハマってるものが変わっていく。
――どんどん興味が広がっていくから、お笑いにも活かせそうですね!
賀屋:同じところをぐるぐる回っていることもあるんですけどね。いつか韓ドラに戻ってくるってことも全然あります。
かが屋(左から)賀屋壮也、加賀翔
――(笑)。それでは最後に、活躍の幅を広げるお2人の“今後の展望”をお聞かせいただけますか。
加賀:わりと先輩になってきたんで、ビシッとしていかないとなと。ちゃんと後輩ができ始めて、もう逃げ腰ではいられないなと思います。大事な時期ですね。だから意図的に先輩面していこうと思います(笑)。
賀屋:そうですね。年齢的にもうお互い30を超えて、ちゃんとおじさんになってきてるので、どんなおじさんになるか楽しみです。2人とも、いつか家族を持つのかな……とか考えていますね。
(取材・文:小島萌寧 写真:山田健史)
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