安蘭けい&瀬奈じゅん、待望の初共演 宝塚で1期違いの2人が明かすお互いの魅力とは
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瀬奈じゅん
――おふたりとも2010年に宝塚を退団されましたが、その後、関係性に変化はありましたか?
安蘭:退団してから共演もしてなくって、それぞれが出演している舞台を観に行くくらいだったんです。麻子とは、同じ時期に二番手で、自由にのびのび過ごしていた時期も共有していたので、本当に今こうして退団から16年くらい経って初めて共演しますが、そんなに時間が空いていたのが信じられないくらいですね。
瀬奈:変わらないですよね。
安蘭:宝塚の人って大抵そうなんです。時間が空いても、会ってなかった時間をなしにできるくらいすぐに戻れる。
麻子はもちろん頑張っているんだけど、頑張っている感がない、余裕が見える人。こっちが気張ることがなくて楽なんです。同じ血液型なんですけど、そういう部分もあるのかな。
瀬奈:面白く生きたいじゃないですか。見栄っ張りなのかな。必死なところを見せたくないというのはありますけどね。
安蘭:必死なんだけどね。その面白さが似ているのかもね。
――作品では、同じ日に双子として生まれながらも、片方は裕福な家に、もう片方はそのまま貧しい境遇のままでと運命を分けるポイントがあります。おふたりにとって、あの時に運命が変わったなというターニングポイントを挙げるとすると、どんなことでしょうか。
安蘭:やっぱり宝塚に入ったことが一番かも。
瀬奈:私もです。
安蘭:宝塚に入ってなかったら今がないし、あの選択をして本当によかったなって思います。
瀬奈:こう言ってしまうと語弊があるかもしれないですけど、トップになったか、ならないかも大きくないですか? その後の人生において。そこにはいろんな思いもありますけど…。
安蘭:華やかだけじゃないところでね。トップになったからわかることもあるし。
安蘭けい
――退団後もさまざまな作品で活躍されているおふたりですが、今後はどんなことに挑戦していきたいですか? 安蘭さんは来年デビュー35周年を迎えられます。
安蘭:まだ計画しているところですが、何かやりたいなと思っています。
あとは、コメディーをあまりやったことがないから、コメディーをやりたいってずっと思ってるんです。いつも深刻な役ばっかりなんですよね。ほら、私けっこうコメディエンヌじゃん?
瀬奈:(笑)。
逆に私はコメディーばっかりなんですよね。来年は『ブラッド・ブラザーズ』のような社会派の作品に出させていただけるので頑張りたいと思います。
安蘭:麻子はコメディーが上手いから。
瀬奈:生き生きしちゃうんです(笑)。でも、『ブラッド・ブラザーズ』はコメディーにしないので大丈夫です。
安蘭:お願いね(笑)。
瀬奈:アフタートークにも私たちを出さないほうがいいと思います(笑)。
――最後に、本作を楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いします。
瀬奈:憧れの安蘭けいさんとご一緒できるこの機会、この年になってご一緒できることがすごくうれしいです。どの作品に出ても年長になってきていますが、今回は先輩とご一緒できるのでしっかりしなくてもいいかなって思っています(笑)。舞台では母親としてしっかり戦えるように頑張りたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
安蘭:麻子と芝居するのは初めてでとても楽しみです。「麻子はどんな芝居をするんだろう」「笑わずにできるかな?」そんな緊張感もありつつ(笑)、誰からも愛されているから何度も再演されている作品ですし、皆さんの期待に応えられるよう、そして良い意味で期待を裏切れたらと思っています。演出の日澤雄介さんとご一緒するのは3回目ですが、どんなふうにこの作品を調理されるんだろうとすごく楽しみなので、そこにも期待していただけたらうれしいです。
(取材・文:田中ハルマ 写真:米玉利朋子[G.P.FLAG inc])
ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』は、2026年3月9日~4月2日東京・シアタークリエ、2026年4月大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。

