中村獅童、白無垢に込められた亡き母の思い 後悔を胸に映画『振り子』と向き合う
2013年末のある日の朝。中村獅童の母・小川陽子さんは白無垢をかぶりながら、寝ている獅童の部屋を横切った。母の姿を見てふざけていると思った獅童は、むやみに起こされた苛立ちもあって、きつい言葉で叱責したという。だが母の性格を考えた時に、それこそが母からの「結婚していいよ、幸せになりなさい」というメッセージだと気づいた。「なんて俺は鈍感なんだ。後で謝ろう」そう思っていた。しかし陽子さんはそれから3日後に急逝してしまう。

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