山田裕貴、憧れの高岡奏輔との共演に「ドキドキした」 目指すは“カメレオン俳優”
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憧れの高岡との共演も“肌”で感じるものがあったという。「初日の撮影は武者震いするくらい緊張しましたね。高岡さんは“ぜんぜんそんな風には見えなかったよ”と気遣ってくださいましたが」と恐縮気味。「でも、そのあとは伸び伸びできました。役柄そのままというか、高岡さんの胸を借りて、僕が自由に演じて発したことを、自由に返してくれる。頼れる兄貴って感じでしたね。でも、セリフを噛んだ時に“ごめーん”って抱きついてくる柔らかさもあって、“やばい、今、高岡さんに抱きしめられている”と思ってドキドキしたことも」と意外な裏話を語ってくれた。
甘いマスクと一本気な男らしさの、なんとも不思議な魅力のハーモニー。山田を見ていると、いろんな役を観てみたいという衝動に駆られるが、本人の志向もそこにあるようだ。「僕の目標はカメレオン俳優なんです。“役を生きる”というか、僕じゃなくて“役が良かったね”といわれるよう演技を極めたい。 “あれ?出てたっけ?”は、僕にとって褒め言葉。5年後に気付いてくれれば本望」と目を輝かせる。
俳優として演じてみたい役が山ほどあるという山田。正確には、演じたくない役など存在しないとも言えるのだが?「『シャーロック・ホームズ』や『レオン』のブチ切れ麻薬捜査官、三浦大輔監督の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』などなど、もう切りがないくらい。でも、ホラーはちょっと苦手かな。ただ、役がきたら精一杯やりますよ!」と、最後にちょっぴり可愛い一面をのぞかせていた。(取材・文・写真:坂田正樹)
映画『闇金ドッグス』は8月1日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。