多部未華子、恋愛観を告白 付き合いたくない男性を見極めるポイントとは?

ジョージ朝倉の人気コミック『ピース オブ ケイク』が実写映画化された。「慎重に注意深く」と心で念じつつも、つい「気持ちいいこと」に揺れ動いてしまう主人公・梅宮志乃を演じたのが若手実力派女優・多部未華子だ。
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多部が演じた志乃は、心で平穏を願いつつも、不安定で感情的になりがちな女子。「原作で私が『いいな、分かるな』って思っている部分が活かされていて、単純に志乃ちゃんに共感できました」と脚本を読んだ時の印象を語る。
共感した部分を聞くと「恋愛はもういいと思っているのに、ついつい出会う異性を恋愛対象として見てしまったり、恋愛がうまくいって嬉しいのに、彼の言葉の裏を読んで不安になったり……。そういう気持ちは分かります。私もすごく不安症なので」と苦笑い。
自身が深く感情移入できるキャラクターを演じた多部。劇中では、濃厚なキスシーンや大胆なベッドシーンもある。これまでの役柄から連想される多部のイメージからすると、本作は「新境地」と評されることもあるだろう。実際、「芯が強く」「一生懸命」という自身のパブリックイメージを認識しているという。「(自身への固定イメージが)嫌な部分もありますが、以前より割り切れるようになっています。どんなイメージでもいいかなって」と胸の内を明かす。
ただ裏を返せば、多部が演じるキャラクターに説得力があるから「劇中の人物と俳優は別人格」と理解しつつも、視聴者は重ね合わせてしまう。「役者なので役のイメージをもたれることはいいことだと思うんですけど。難しいですね」と呟く。実力があるからこその悩み……。本作公開後にはきっと「志乃っぽい」一面も多部のイメージに加わっていることだろう。それだけ志乃は、はまっている。