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『海街diary』是枝裕和監督、4姉妹演じた女優たちの魅力を語る

映画

 次女・佳乃役の長澤は、「長澤さんが現場でスタッフの子にマニキュアをすごく楽しそうに塗ってあげてるのを見てね。LINEでマニキュアやペディキュアを塗る女性の心理を長澤さんに教えてもらって(笑)、佳乃がすずにペディキュアを塗るシーンを足しました。すごく協力的で助けられました。綾瀬さんとのバランスも予想以上によかったし、彼女たち自身も楽しんでた」。

 三女・千佳役の夏帆については「彼女はキャッチャー」と表現。「だから3女にぴったり。上のふたりとは違うリズムで生きてる。素顔はね、とてもスタッフよりな子です。アフレコや編集にもすごく興味を示してました。僕は彼女は将来的に作る側にもなるんじゃないかという気がした」。

 そして本作で瑞々しい存在感を見せた腹違いの妹・すずを演じた広瀬。「年齢っていうのは過ぎていくものだから、あの子のあの瞬間とこの映画が出会えてよかったってスタッフも上の姉3人もみんなが思ってた。ありがとうって。誰にありがとうかわからないけど(笑)。全然ものおじしない子でね。大竹しのぶさんとのシーンひとつとってみても、大物だなって思いましたね」。

 今後もよほどのことがない限り、オリジナル脚本でやっていきたいという監督。それでも映画化したい漫画作品もあるそうだが、「言っちゃうとほかの人にとられちゃうから」と秘密主義。大好きなコミックとしては萩尾望都の『残酷な神が支配する』と山下和美の『不思議な少年』を挙げたが、いずれも実写化は難しい作品のため「『海街diary』は本当に幸運だった」と改めて振り返った。(取材・文・写真:望月ふみ)

 『海街diary』は12月16日にDVD&BDリリース。

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