『ライフ・オン・マーズ』主演チョン・ギョンホ、ここまで“大変で楽しかった”作品は初めて
■今後は悪役をやってみたい
劇中では、パク・ソンウン演じるカン・ドンチョル刑事とテジュは、捜査のやり方を巡って対立することが多い。最初は、もめないシーンを見ないほどもめてばかり…。「でも、実際はソンウンさんと合わなかった瞬間がなかったんです。ずっと2人でくっついてました(笑)。一緒に事件を解決しましたし、ケンカや体を張るシーンも多かったので。例えば、スポーツとかを通じてすぐに打ち解けるじゃないですか。そういった感じで仲良くなりました」と、ソンウンとの思い出話を語る。さらに、「もっと早く出会いたかった」とも。
『ライフ・オン・マーズ』場面写真 (C)Studio Dragon Corporation,Based upon the original series produced for the BBC by Kudos Film and Television,distributed by BBC Studios.
ギョンホいわく、ソンウンは 良い兄貴! 「この先、機会があったらもう一作品共演したいです。作品で共演するだけでなく、個人的にも仲良くしたいお兄さんで、すごく感謝しています。私とのシーンはほぼケンカをしていたのですが、何よりも優先的に私に合わせて表現してくれました。まぁ、ソンウンさんは全部アドリブですから(笑)。それに、すごく情熱的にドンチョル役を表現しながら演じてくださったおかげで、僕がもっと引き立って見えた部分も多かったと思います。共演できて光栄でした」と、頭を下げる。
様々な苦労はあったが、共演者に恵まれ、見応えのある作品となった。もちろん、見始めたらラストまで一気! 完成度が非常に高い作品だ。しかし、ストイックなギョンホ自身は100%満足していないようで、高評価に対して「ありがとうございます」とお礼を言いつつも、若干、顔を曇らせる。
「実は、すごい短期間で制作された作品なので、個人的に、全てにおいて惜しいんです。特に15話と最終話の撮影は時間がなくて…。あと2週間ぐらい時間があったら、体力的には大変ですが、もっといい作品になったのではと思います」と話す。
今後については、「まだそこまでたくさんの役を演じてきたわけではないのですが、時代劇とか、悪役もやってみたいですね。主人公をいじめる悪役がいいですね。殴ったり、苦しめたりもして(笑)。今後、そのような役をやってみたいです(笑)」と笑う。爽やかなイメージを覆し、ギョンホが強烈なキャラクターを熱演する日は近そうだ。
そして、最後に日本のファンに向けて「ドラマを楽しんで見てください。さらに面白い作品を通してお会いできるよう頑張ります。ありがとうございます」と感謝の言葉を語った。
(C)Studio Dragon Corporation,Based upon the original series produced for the BBC by Kudos Film and Television,distributed by BBC Studios.
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