須田亜香里、“握手ができない私は意味がない”――自粛期間に感じた葛藤
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今年10月に須田は30歳を迎える。30代の目標はあるのだろうか?
「そうですね…。あ、『お嫁さんにしたいランキング』に入りたいです! そんなイメージないと思うんですけど(笑)。『お嫁さんにしたいランキング』に入ったら、1人の人にプロポーズされるよりも、多くの人にプロポーズされているような気持ちになるじゃないですか(笑)。
お仕事では、アイドル活動や、演技、バラエティーといろいろやらせていただいていますが、ラジオのお仕事に魅力を感じています。特に生放送は、リスナーの皆さんとリアルタイムで話が展開していくのが面白いですね」。
デビューから12年が経ち、自身のこれまでとこれからについてどう考えているのだろう?
「これまでの12年、アイドルにならなかったらできなかったことばかり。アイドルの自分をファンの皆さんが作ってくださったからこそ、ご縁があってつながったお仕事ばかりでした。バラエティー番組で、総選挙2位の須田が泥まみれでこんなことまでやるの!?と笑われるお決まりのくだりも、アイドルというベースがあるからのもの。ファンの皆さんがいてくれるからこそだと常々感じています。
だからこそ、卒業が怖いんです。いつも言っているのですが、卒業できるようになるようにがんばるって。卒業してもやっていける自信がないから卒業していないだけなんです。卒業できるような人になれるようがんばっています。
ここから先の1~2年でもし卒業できたとして、アイドルという肩書がない自分でどうやって一つ一つの仕事と向き合い、どうやって必要とされていくのか…。これからもアイドルという肩書がなくても必要とされる人間になれるよう、日々を重ねていきたいなと思っています」。(取材・文:編集部 写真:高野広美)
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